1: 征夷大将軍 ★ q1MGM9w89 2026-04-08 08:15:20 朝日新聞2026年4月8日 7時00分 学習指導要領で必修となっている水泳の実技授業を中学校で廃止にする自治体が、埼玉県内で出始めている。老朽化したプールを更新する費用を捻出するのが難しいほか、水着着用で「肌を出したくない」という生徒の心理も影響しているようだ。 宮代町は、町立全3中学校の水泳の実技授業を2027年度から廃止し、水難事故防止のための座学指導に切り替える。26年度は町民への周知を図る。町教育委員会が今年1月、この方針を決めた。 理由として第一に挙げるのが「学校プールの老朽化」だ。町教委によると、町立3中学校で最も古いプールは1984年の開設で、最新でも96年と、一般的な耐用年数とされる30年に達しているという。 プールの更新費用は莫大(ばくだい)だ。町教委の試算では、半額の国庫補助を得るとしても1校あたり2億5千万〜3億円程度かかる。「生徒数の減少が見込まれる中で、すべての学校で同じように更新することは難しい」との姿勢だ。 ほかにも課題はある。近年の猛暑で水泳の実技授業が取りやめになる事例があるほか、特に中学校で見学者が増えているという。生徒の二次性徴にあたるタイミングだけに、町教委は「水着で肌を露出させたくないとの心理が働いているのではないか」とみる。 学習指導要領は小学生や中学1、2年生の水泳実技を必修としている。一部の町立小学校では25年度から、民間のプールで専門のインストラクターに指導を委託するなど対策を進めている。学校のプールの老朽化対策と合わせて、専門性が高い水泳の実技指導にプロのノウハウを入れた方がよいとの判断からだが、中学校までは手が回らない状況だ。 ※以下有料記事…