1: 名無しのアニゲーさん 2026/03/10(火) 16:22:10.603 ID:mPT3io5Vq神山高校の古典部に所属する折木奉太郎たちは、2年F組の入須冬実から未完成のミステリー映画を見せられる。�その映画は文化祭の出し物として制作されていたが、脚本を担当した本郷が病気で倒れたため、犯人も結末もわからないまま撮影が中断していた。入須が古典部に持ち込んだ依頼は、本郷が意図していた本来の結末を推理してほしいというものだった。�奉太郎は映画の制作関係者たちが披露する推理の矛盾を論破しつつ、独自の推論を組み立てる。そして、密室トリックを解き明かし、作中では裏方に徹していたカメラマンの生徒を犯人とする結末を導き出した。奉太郎の推理を採用して撮影された映画は無事に完成し、試写会でも大成功を収める。(1/3) 2: 名無しのアニゲーさん 2026/03/10(火) 16:23:05.275 ID:mPT3io5Vq しかし、古典部の千反田える、福部里志、伊原摩耶花の三人はそれぞれ違和感を抱いていた。本郷が周到に用意していたはずのザイルや血のりなどの小道具が、奉太郎の結末では一切使われていなかったからだ。�彼らの指摘を受け、奉太郎は入須冬実と対峙して真意を突き詰める。(2/3) 5: 名無しのアニゲーさん 2026/03/10(火) 16:23:54.869 ID:mPT3io5Vq 彼らの指摘を受け、奉太郎は入須冬実と対峙して真意を突き詰める。本郷が書いた本来の結末は、ミステリーとして完全に破綻していた。そのまま映像化すればクラスの不満を買うのは明白だ。だから入須は、奉太郎の優れた頭脳を利用した。推理という名目で、破綻した物語を面白くまとめ上げる新しい結末を彼に作らせたのだ。自分は真相を暴く探偵などではなかった。ただの都合のいい代筆屋だ。才ある者たちの盤上でいいように踊らされる、滑稽な愚者に過ぎなかった。その事実に直面し、奉太郎は深い徒労感を味わうことになる。おわり…