10月に閉鎖される韓国検察、「エクソダス」が現実になるか…捜査の中核を担うベテラン検事が次々と辞職(朝鮮日報) 2日に韓国法務部(省に相当)が明らかにしたところによると、3月27日現在で韓国各地の検察庁における検事の現員は2016人で、検事定員(2292人)の88.0%にとどまる。 昨年から3月27日までの間に辞表を出して検察を去った検事の数は233人で、このうち65%の151人が15年以上の経歴を持っていたことが明らかになった。 特に今年は、退職検事58人のうち、経歴15年以上が72%(42人)を占めた。 (中略) 辞職と特検派遣に加え、休職まで重なり、実際に勤務している人数が定員の半数にもならない検察庁も多い状況だ。 積み上がっていく未済事件の問題も深刻だ。 韓国各地の検察庁の未済事件数は2024年の6万4546件から昨年は9万6256件と、49.1%も増えた。 (引用ここまで) 韓国では今年の10月にこれまで強大な権力を誇っていた検察庁が廃止されます。 かつてはほとんどの捜査権と起訴権を一手に持っていたので、法曹界の中でももっとも大きな権力を持っていたといっても過言ではありません。 それが一般的な事件については警察にも捜査権を持たせることになりまして。 あ、それまでの警察は警備等を行う組織でした。 まず、ここで弱体化。 さらに高位公務員犯罪捜査処が創設され、一定以上の地位にある公務員についてはこちらが捜査することになりました。 ユン大統領の内乱罪についてはここが捜査権を持っていましたね。 で、さらに起訴権と捜査権をそれぞれ分離し、基礎を担当する「公訴庁」と経済犯罪などを担当する「重大犯罪捜査庁」として権力を分散させることになったのです。 ムン・ジェイン→イ・ジェミョンのリレーで実質的な権力は1/3以下にできたかな、といったところ。 イ・ジェミョンについては「自分を公訴した検察、許すまじ」っていういわゆる復讐だったわけですけども。 これまでほぼ一手に検察庁が握ってきた捜査権が── ・一般犯罪 → 警察 ・高位公務員による犯罪 → 公捜処 ・経済犯罪など → 重捜庁 と、担当が分散されることになったのです。 で、それによって検察官がぽろぽろと辞めたり休職してたりするってのが冒頭ニュース。 そりゃまあね。 検察官にしてみたら、文系で唯一まともな扱いを受ける法曹界に苦労して入ったのに、「持っている権力を半分以下にするわ」ってなったらそりゃ辞めますわ。 弁護士に転身する人も多数ってところでしょうね。 これまでの検察官がどれほど権力を持っていたかってのは映画の「ザ・キング」とか見るとよく分かると思います。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 「日韓協力は可能なのか」との話題を安保面から見てみる 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…