サムスン電子労使 最後の交渉へ=決裂なら数兆円の損失か(聯合ニュース) 韓国・サムスン電子の労働組合が21日からのストライキを予告するなか、労使は政府の仲裁を受けて事実上最後となる交渉を11日から2日間、実施する。労組は巨額の成果給支給を求めており、その財源や支給基準について交渉する。 11日からの交渉は、調停終了後に労働争議解決のため労使の同意で再び実施する「事後調停」で、調停案を出せれば団体協約と同じ法的効力を持つ。サムスン電子の労使は2~3月に実施した調停で合意に至らず、調停中止が決まったが、雇用労働部の説得を受けて事後調停で再び交渉のテーブルにつくことになる。 だが、交渉の行方は楽観できるものではない。労組は成果給について営業利益の15%の分配と上限撤廃を求めている。今年の同社の営業利益が300兆ウォン(約32兆円)と見込まれ、1人当たり6億ウォン近くを支給するよう要求していることになる。会社側は特別褒賞として競合社を上回る最高レベルの褒賞を約束しながらも、成果給の上限撤廃を制度化することは受け入れられないとの立場だ。 事後調停が決裂した場合、サムスン電子の創業以来2度目となるストが実施されることになる。労組は、予告通り21日から来月7日まで18日間のストを決行すれば、損失は数十兆ウォンに達するとしている。米投資銀行JPモルガンは最新の報告書で、スト実施により年間営業利益が40兆ウォン以上減少する可能性があると指摘する。 (引用ここまで) 今年、サムスン電子の営業利益が300兆ウォンに達すると見られています。 そのほとんどがメモリ製造による利益。 サムスン電子労組はこの利益の15%を報奨金として従業員に分配せよ、と主張しています。 ひとり頭約6億ウォン。6400万円くらいか。 さもなくばストライキを行う、と。 18日間のストライキを予定していて、これが実行されれば営業利益は40兆ウォン減少するだろうと。 現状、メモリは作れば作るほど儲かる商材ですからね。 で、当然のように営業利益に比例する報奨金も減少するのですが。 死なば諸共、かぁ。 あの「労働者の友」であるハンギョレからすら「サムスン電子のやりかたはよくない。しかし、労組のやりようももうちょっと考えるべきではないか」って記事を書いてしまうくらいには強硬。 サムスン電子の営業利益、「便乗だ」と言う前に【コラム】(ハンギョレ) 下請のことも考えてほしい、ってやっているんですが。 ……韓国の労組がそんなもん考えるわけないですけどね。 韓国国民からも「サムスン電子労組は傲慢だ」って声が出ているくらいには今回の報奨金は話題になっています。 来年は400兆ウォン、さらに再来年は500兆ウォンともされています。 ただ、スーパーサイクルが終わって、会社がメモリ部門で赤字を出したら労働者は自らの財産を企業に供出するんですかね。 そんなこたないんでしょうから、報奨金だってそれなりに抑えるべきだとは思うんですが。 労使共に強硬なままでストライキに突入するところもちょっと見てみたいって気もします。 金の卵を産むガチョウのお腹を割くような真似にならないといいですね。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 「日韓協力は可能なのか」との話題を安保面から見てみる 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…