投票用紙が足りない! 準備枚数は有権者数の50%、17の投票所で前代未聞の投票中断 韓国統一地方選(朝鮮日報) 韓国の第9回全国同時地方選挙の本投票が行われた3日、ソウル市内の投票所などおよそ10カ所で投票用紙が足りず、投票が一時中断されるという前代未聞の事態が起きた。一部の投票所では、投票用紙が無いせいで有権者が1時間30分以上も待たされ、一部の有権者は投票を諦めて帰っていった。本来なら午後6時の投票締め切り時刻を午後10時まで延長した投票所もあった。保守系最大野党「国民の力」は「有権者の参政権を侵害する重大な事態」だとして開票中止を要求し、真相把握の結果次第では再選挙をすべきだと主張した。 国民の力は「3日午後8時現在、ソウル市江南・広津・銅雀・瑞草・松坡の5区14カ所、仁川市延寿区の2カ所、京畿道華城市の1カ所、計17カ所の投票所で投票用紙不足という事態が発生したことを把握した」と発表した。ソウル市松坡区などでは午後1時ごろから投票ができなくなっていたという。 (中略) 中央選挙管理委員会は「投票率が2022年地方選挙よりも高くなり、一部の投票所で準備していた投票用紙が足りなくなった」とコメントした。例えば松坡区の場合、選挙人の数の50%に該当する用紙を準備していたが、実際の投票率はこれを上回り、用紙不足という問題が発生した―という説明だ。今回の地方選挙の投票率は61%(暫定)で、先の地方選挙の投票率(50.9%)より10.1ポイント高かった。 (引用ここまで) 韓国の統一地方選挙、注目されていた16の広域市・道知事選は共に民主党候補が12、国民の力が4。 ソウル市長選は現職のオ・セフンが辛勝。0.62%ポイント差。3万1500票くらいの差。 投票総数は500万票を超えているので本当に薄氷の勝利。 当初は「すべての広域市長・道知事の座を奪われるのではないか」くらいに言われていたのですが、ソウル市以外に保守の牙城とされている大邱市、慶尚北道、さらに慶尚南道の首長が国民の力から出ることになりました。 でもまあ、惨敗だわな。 大惨敗が予想されていたところからは多少は盛り返した、くらい。 あと13の国会議員補選は9対4。 たまねぎ男ことチョ・グクが負けて政治生命がやばくなってます。ここで国会議員に復帰できてたら次期大統領への道なんかも見えていたんですが。 なんなら革新分裂で国民の力側に議席を献上した形になってます。 そんな中、ソウル市で「投票用紙が足りない!」って事態になっている、とのニュース。 投票用紙が足りなかった選挙区にいわゆる「江南3区」と呼ばれている高級住宅街が含まれています。 江南区、瑞草区、松坡区。 これらの地区は基本的に保守勢力が強いとされています。 ユン・ソンニョルが大統領になれたのは江南3区で圧倒的な投票数があったから、なんてされているほどです。 そこに投票用紙が足りないなんて事態が起きた、と。 ……基本、陰謀論には与しないのですが。 あまりにも印象が悪い。 「故意にやったのでは?」と思われてもしかたがないですね。 投票用紙がなくて諦めて帰宅した人も少なからずいたでしょう。 「投票の意思があったのに果たすことができなかった」わけです。保守地盤で。 「韓国の民主主義なんてこんなもん」とはさすがにならないとは思いますが。 でもまあ、韓国社会って基本的にはこんなもんですよね、とはいえると思います。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 「日韓協力は可能なのか」との話題を安保面から見てみる 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…