【社説】14人が亡くなった韓国の工場火災、なぜ惨事が繰り返されるのか(ハンギョレ) 今月20日、大田(テジョン)の自動車部品メーカーの工場で火災が発生し、14人が死亡、60人が負傷するという惨事が起きた。真夜中でもなく昼間に起きた火災で、どうしてこれほど多くの人命被害が出たのか。当惑するばかりだ。この工場は普段から油分を含んだ蒸気のせいで火災警報器の誤作動が頻発しており、蒸気を排出するために換気扇の設置を求める声も多くあがっていたという。また、火災に弱いサンドイッチパネルで建てられていたうえ、建物内部にはジムなどの違法に増築された施設があったため、従業員の避難が難しかったはずだとの指摘もある。今回も産業現場にまん延する慢性的な安全意識の欠如が、大規模な惨事を引き起こしたのだ。 22日のハンギョレの取材を総合すると、大田の「安全工業」の経営陣は火災の危険性が非常に高い作業環境を放置していたうえ、火災に対する安全対策をおろそかにしていたことが明らかになった。作業の過程で切削油を使用していたため、工場内部には油を含んだ蒸気が充満していたにもかかわらず、換気設備が不足していたという。切削油だけでなく、天井などは油で汚れていたため、配管などを通じて火は瞬時に広がった。さらに、人命被害が集中したジムと休憩室は、違法に上に建て増しされたものだった。窓は1つだけで、避難路も十分に確保されていなかったため、昼休みにこの場所を利用していた従業員の多くが脱出できなかったとみられる。 (引用ここまで) 韓国で14人が亡くなり、60人が重軽傷を負った大きな火災がありました。 いつものように工場で。 いつものようになんの安全対策も取られておらず。 いつものように違法増築で避難経路も分かりにくくなっていた、とのこと。 まあ……いつもの韓国ですね。 1年半ほど前の電池工場での発火→火災となって、23人が亡くなった事故とほぼ同じ構造。 この時は発火事故を幾度となく起こしていたリチウム(一次)電池を床に積み上げていて、ひとつが発火して即座に延焼。 23人の犠牲者中、パッケージ作業をしていた外国人労働者が18人でした。 この時は「どこに非常口があるのか教えてもらっていない」「そもそも非常口への経路は外国人労働者の持つパスでは扉が開かない」なんて状況だったとのことです。 ……韓国では珍しくない光景です。 今回も「切削油を使っていて、油の蒸気が充満していた」「床はすべって膝を痛めるほどだった」との話が出ています。 こんな状況で火が出たら……ねえ。 「床の油のせいで膝が痛い」韓国・大田の火災工場、4年前から「危険警報」(中央日報) 結果、真っ昼間に起こった火災であったにもかかわらず、冒頭のような犠牲者が出てしまったと。 「火災報知器の誤作動は頻発」なんてのも韓国の安全意識そのもの。 「油を含んだ蒸気で充満していたので換気扇を要求していた」のだけども、そんなことで工場を止めたら大損害ですからね? 事故や火災なんて「起こるまでは起きていない」のですから、安全対策費なんて無駄金を費やすわけにはいかないんですよ。 だいたい、こうした「安全対策費をけちった」がために起きた事故が1年に1回くらい、10人以上の犠牲者を伴って生じていますね。 務安国際空港でコンクリート壁にぶつかって爆発炎上した済州航空機の事故なんかも同じ文脈で語れます。 ま、根本的にはこんな国ですよ。これでもだいぶマシになったほうなのです。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国国会で「間違った判決は裁判官に懲役10年」「実質4審制」「最高裁判官を倍増」と憲法違反&司法権侵害の立法連発……なぜ? 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…