韓国は反対していたのに……原潜に目をつける日本、喜ぶ米国の本音(中央日報・朝鮮語) 日本が原子力潜水艦に目をつけている。 それも潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)で武装した核潜水艦のことだ。 日本は「戦争を放棄する」という平和憲法を改め、「戦争ができる」という「普通の国家」に生まれ変わりたいと考えている。 もし日本がSLBMの原潜を持つなら、自分たちが望んだ普通の国家を完成するわけだ。 発端は日本初の女性首相になった高市早苗新首相だ。 彼は20日、野党第2党の日本維新の会と連立政権構成に合意し、政治·経済·国防など12分野の主要政策を公開した。 国防部門で「次世代推進力を備えたVLS(垂直発射装置)搭載潜水艦保有政策を推進する」となっている。 次世代推進力は、核推進方式を遠回しに意味する。 VLSはSLBMを発射する装置だ。 日本は敵のミサイル基地を攻撃できる「反撃能力」を備えることを2022年12月国家安保戦略で明示した。 簡単にまとめると、日本は有事の際、中国または北朝鮮を弾道ミサイルで打撃できる核潜水艦を保有するということだ。 日本内部で核潜水艦を建造しようという意見が出たが、政府レベルで核潜水艦の導入を国防政策に公式的に含めたケースが今回が初めてだ。 (中略) 小泉進次郎新防衛相も22日、就任記者会見で「次世代推進力」を備えた新型潜水艦保有政策について「すべての選択肢を排除しない」とし「政党間の約束は重いと思う」と述べた。 日本はいつ初の原子力潜水艦を就航させるのか (中略) 日本の軍事専門家、高橋康介氏によると、防衛省関係者は9月18日の記者会見で、「次世代推進システムは主に固体電池と燃料電池を意味する」と述べた。 しかし、原子力潜水艦導入の可能性に対する記者たちの執拗な質問に対し、該当関係者は「すべての可能性を排除しない」とだけ答えた。 (中略) 原子炉と原子炉に入れる核物質は米国·英国が用意する。 チェ·イル所長は「オーストラリアはNPTに加入した非核国家」とし「潜水艦原子炉の維持と保守も英国が引き受ける」と説明した。 日本もオーカスに加入するか、さもなければオーカス方式で米国から原子炉と核物質を受け取る可能性が高い。 (引用ここまで) 自民党と維新の間で交わされた合意の中に「次世代推進力を備えた潜水艦の保有に向けた政策を推進する」との文言がありまして。 これが「原子力潜水艦を取得するのでは?」との疑念を呼んでいます。 まあ、実際のところは原潜ではないでしょうけども。少なくとも21世紀前半はないかなー。 核報復のための核ミサイルを持たない原潜なんてほぼ意味がないですからね。長期行動ができるっていうのは、「世界のどこからでも報復ができる」って意味。 「あらゆる選択肢を排除しない」ってのは、将来の開発をいまの発言で縛らないためのものでしょう。 通常弾頭しかない原潜……なぁ。 脳内シミュレーションでは存在意義がなくて維持費ばっかりかかる無用の長物ですが。 記事の後半は「アメリカが韓国に原潜保有を認ようとしていない」「米韓原子力協定を動かさなければならない」って話がメインになっているのですけども。 アメリカが韓国の原潜保有を嫌忌するのも当然の話でして。 上述したように「原潜保有≒報復核攻撃能力の獲得」なのです。 かつ、韓国政府は特にイ・ジェミョン政権になってからは躍起になって米韓原子力協定を改定しようとしています。 「原潜保有、核弾頭保有、アメリカの核の傘からの離脱」は米韓同盟破棄のための3点セットでもあるのですよ。 いわゆる「自主国防」に向かうための前段階が米韓原子力協定の改正なのですね。 現状の米韓同盟を動かしたら、韓国は他に寄る瀬がないと思うんだけどなぁ。 まあ、それであっても韓国は「自主国防」に向かいたいようなので、しょうがないですかね。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 イ・ジェミョン大統領、意外と反日でも反米でもなかった? ……実はそこには大きな理由がありました 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…