「KF-21が戦闘できない?」……予算・武装・KAI、それぞれのリスクが爆発した(世界日報・朝鮮語) 国会が公開的に付帯意見を明示するほど、KF-21事業関連予算の配分と執行、航空武装の開発と導入、製造企業である韓国航空宇宙産業(KAI)の経営などを巡るリスクが随所で姿を現している。 (中略) 国会国防委などによると、政府は昨年8月、防衛事業推進委員会でインドネシアの分担金を1兆6245億ウォンから6000億ウォンに調整した。 (中略) インドネシアの分担金が減った代わりに、政府とKAIの負担は増えたわけだ。 (中略) KF-21に搭載するミサイル確保問題も論議を呼んでいる。 KF-21は、欧州のMBDAが作ったミーティア長距離空対空ミサイル、ドイツのディールディフェンスが開発したIRIS-T短距離空対空ミサイルを装着する。 (中略) 防衛事業庁はMBDA社と100発購買契約を結んだ。 問題は後続契約が適時に進行されていないという点だ。 契約物量ではKF-21ブロック140台に全て装着するにも足りない。 IRIS-Tは、ミーティアよりも少ない50発だけの購入となった。 KF-21の1機につき1発搭載するのもぎりぎりだ。 国内で開発する長距離·短距離空対空ミサイルで武装し、ミティアとアイリスティーは最小物量だけ確保すれば良いというのが軍当局の立場だ。 しかし、長距離空対空ミサイルの開発は、来年度予算案に54億ウォンが初めて反映された状態だ。(中略)事業期間は2033年までだ。 (中略) 量産時点までは国産中距離空対空ミサイルをKF21に搭載することはできない。 このままでは、KF21は最大10年間、可視距離外の空中戦をまともに展開できない状況に直面する恐れがある。 (引用ここまで) 「韓国の独自技術で(さまざまなヨーロッパからの技術供与を受けて)作られた」KF-21の最新情報。 現在に至るまでAMRAAM、サイドワインダーの搭載についてはいっさい話が出ていません。 KF-21は来年にも初期生産分が制式採用される予定で、生産予定数は40機なのですが。 武装はミーティアが100発、IRIS-Tが50発。 以上! あ、それと20mmバルカン。 バッチ2になるまで空対地攻撃は初期生産ではできないのでJDAMでも搭載するんでしょうね。JDAMは勝手に飛んでって当たってくれるので。 やっぱり以前、国会でも語られていたようにAMRAAM、サイドワインダーの搭載はできないんでしょうね。 これまで試射したって話も聞きませんし、搭載した画像が出たこともないですから。 この武装の偏りは輸出に際しても厳しく作用するだろうなぁ。 できることなら武装は共通させたいですからね。 旧型のF-16導入国とかがKF-21を導入させるターゲットなんでしょうが、「いい戦闘機ですよ、AMRAAMとサイドワインダー使えませんけど」ってなったら買ってもらえるかどうかだいぶ怪しい。 アメリカがKF-21とAMRAAM、サイドワインダーを接続させない理由もそこにあるんでしょうけどね。 で、その対策として「韓国独自の空対空ミサイルを開発する!」って言っているんですが、当該の空対空ミサイルが完成するのが2033年。 ええっとKF-21の量産は来年から……でしたっけ? まあ、韓国国内で使うだけなら問題ないでしょうけども。 インドネシアも「こんなもんつかまされても、また整備班が頭抱えるだけ」って結果になりそうですね。 あ、それとマルチロールって話になっているんですが、現在のところ搭載できる空対艦ミサイルがなくて攻撃手段がなにもありません。 こちらも韓国で開発予定だったかな。 ……ホントにKF-21の需要、国外にありますかね? note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 どの国とも関係性を築けず「孤立する韓国」 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…