韓国人観光客が大幅に増えたところで、「もう東京旅行には行けないな」とざわつく(韓国経済新聞・朝鮮語) 東京都がホテル・旅館の宿泊者に徴収する宿泊税体系を変更し、事実上100%以上引き上げる方案を推進する。 26日付の読売新聞によると、東京都は現在、1泊当たり100~200円(約940~1880ウォン)の宿泊税を宿泊料金の3%に変更することを検討している。 (中略) 読売新聞は「宿泊税を定率制にすれば景気動向、物価上昇に対応しやすく、外資系高級ホテルの高い宿泊料に対応して課税できる」としながらも「顧客に(宿泊税を)徴収する役割を担う宿泊事業者の負担が大きくなるだろう」と展望した。 (中略) 円高傾向に続き、宿泊税まで値上がりし、日本旅行の需要に変化が生じるかどうか、旅行業界は神経を尖らせている。 日本政府観光局(JNTO)によると、昨年日本を訪れた韓国人は882万人で、過去最高を記録した。 今年もその熱気はそれほど冷めていない様子だ。 今年1~10月の韓国人訪問客数は前年対比6.4%増加した766万人と集計された。 業界は年末までこの傾向が続く場合、昨年の最高記録を越えるものと見ている。 (引用ここまで) 東京都が宿泊税の増税方針を打ち出した、との話。 それが韓国メディアに掲載されているっていうのも変な話ではありますが。 そのうち韓国の話につながるので少々お待ちを。 すでに税金徴収のスキームがあるなら、税率等の変更はそんなに難しい話ではないのですよね。 1000円から3000円ていどへの引き上げを検討している出国税増税にしても同様ですね。 「出国税3倍」政府内に案 オーバーツーリズム対策、旅券手数料は下げ(日経新聞) このていどの増税では「日本に行こう」とする考えは変わらない、ってところでしょう。 高級ホテルだと料率制になるのは大きいけど、そんなところに泊まる富裕層にしてみたら誤差みたいなもんでしょ。 このていどの額であれば引き上げても、逆に引き下げても訪問意欲って変わらないものです。 韓国の出国税は去年の7月に1万ウォンから7000ウォンに引き下げられたのですよ。 えーっと、今日のレートだと1070円から750円ですかね。 出国税の引き下げでより観光客を増やそう、って目論見だったのですが。 その結果、こんなことが起きましたっていうニュース。 出国税引き下げで観光財源が枯渇…韓国・観光振興基金、1年で1350億ウォン減少(KOREA WAVE) 別に「余裕があったので引き下げた」ってわけでもなく、入る予定だった税収が70%になってしまえばそりゃ財源の枯渇にもつながるわな……。 出国税が1000円だったものが750円だかになったところで「よし、それじゃ韓国に行こう!」とはならんやろ。 へっぽことでも言うべきか。こんなの誰が考えて実行にまで移してしまったのやら。 結果、観光関連当局が予算不足で苦しんでいるっていう。 そりゃ、日本に観光収入で圧倒的なまでに敗北しますわ。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 どの国とも関係性を築けず「孤立する韓国」 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…