イタリア北東部のヴェネト州で誕生した、日本でも大人気のデザートの一種、「ティラミス」。その歴史はそれほど深いわけではなく、1970年代にトレヴィーゾという都市で生まれたと言われています。なお、それ以前に隣接する州のレストランで提供されていた、という見解もあるようですが、こちらも1950年代のことで、やはり比較的最近生まれたデザートであることが分かります。日本にティラミスが入ってきたのは、1980年代半ばのこと。当時の日本ではイタリア料理ブームが起きており、当時高級食材であったマスカルポーネチーズの代替食品として、大豆油脂から作られた代替チーズが開発されたことで、レストランだけではなく、コンビニなどでも販売されるようになり、現在では定番のスイーツの1つとなっています。先日、イタリアの首都ローマで、国際パティスリー・ジェラート・チョコレート協会(FIPGC)主催のティラミスのコンテストが開催されました。18ヶ国からパティシエが参加したこのコンテストでは、味、技術、プレゼンテーション、創造性の4つを主な基準として審査され、その結果、日本の岡田あやさんが見事優勝を果たしました。なお、2位はイタリア、3位はモロッコという結果になっています。ティラミスの本場で日本人が優勝という快挙ですが、これまでも数々の海外の料理コンテストで、日本人が本場の国を破って優勝してきたことから、多くの外国人にとっては、今回の結果も驚くべきものではなく、むしろ納得のいくものだったようでした。寄せられていた反応をまとめましたので、ご覧ください。「日本人が怖い…」 本場スペインのパエリア世界大会で日本人が優勝してしまう…