光沢のあるサテン生地や別珍生地が一般的で、派手な和柄の刺繍が特徴的な、スタジャンに似た形状のジャケットである「スカジャン」。諸説ありますが、戦後間もないころ、横須賀米軍基地で日本駐留の米軍兵士たちが、記念として鷲・鷹・虎・龍などの柄のほか、所属部隊や基地などのエンブレムをデザインした刺繍をテーラーショップにオーダーしたのが始まりと言われています。元々は米軍兵士たちの間では、土産物のジャケットを意味する「スーベニールジャケット」や「スーベニアジャケット」などの呼び方で親しまれていましたが、1960年頃から「スカジャン」の呼び名が一般的になりました。この「スカジャン」という名称の由来に関してもいくつか説があり、最も有名なのは、「横須賀ジャンパー」の略というもの。その他には、横須賀のジャンパーにはよく、スカイドラゴンの刺繍が施されていたことから、「スカイドラゴンジャンパー」の略という説も存在します。いずれにしても横須賀が発祥であるわけですが、その横須賀出身の小泉進次郎防衛相は29日、ヘグセス米国防長官と会談した際、鷹とバラの柄が刺繍された、お揃いのスカジャンをプレゼントしました。長官にプレゼントしたのは赤色が基調のデザインで、胸にはヘグセス国防長官の名前である、「Pete(ピート)」の刺繍が入っています。ヘグセス国防長官は当日にさっそく、その日に撮影された数枚のの写真を自身の各SNSに投稿。中でもそろってスカジャンを着ている写真が注目され、そのデザイン性とプレゼントのセンスが高く評価されています。寄せられていた反応をまとめましたので、ご覧ください。「日本人は別格だった」 初来日の女性スタイリストが日本人の姿を見て自信を失うことに…