7月18日に公開が始まったアニメ「鬼滅の刃」の最新作となる、「劇場版『鬼滅の刃 無限城編』」の興行収入が、公開73日間で約350億円を突破しました。観客動員は2426万6753人、興行収入は350億6433万1400円に達し、国内の歴代興行収入ランキングでは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に続く、歴代2位の成績となっています。同作は海外でも記録的な興行収入となっており、北米では日本アニメ映画オープニング記録を更新して歴代1位を記録。2週目も1位を獲得し、北米累計興行収入は1億1000万ドル(約162億円)を突破しました。また、世界興行収入は6億540万ドル(約901億円)を記録しています。このような状況を受け、米紙ニューヨーク・タイムズは先日、「無限城編が興行収入トップとなり、観客の嗜好の変化が浮き彫りに」と題した特集記事を掲載しました。以下が記事の要点です。「若い世代がハリウッドにメッセージを送った。 『私たちの映画の嗜好は変わった』というものだ。 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』が、興行収入で圧倒的な1位となった。 興収は公開前にアナリストが予測していた額よりも約55%も多かった。 『若い観客は、新鮮で刺激的なものを求めているのです』と、 興行成績に関するニュースレターを発行している、 映画コンサルタントのデビッド・A・グロス氏は述べる。 推定制作費2000万ドルのR指定作品である「無限城編」は、 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが所有する アニメ配信サービス兼スタジオのクランチロールから生まれた。 興行収入データを集計するコムスコアによると、 7月から公開がはじまった海外では、 さらに3億7500万ドル以上を稼ぎ出している。 『無限城編』の驚異的な観客動員は、 世代間の関心の変化への対応に苦慮しているハリウッドを、 驚愕させる結果となったのだ」以上になります。このNYT紙の特集記事に対して、海外から様々な反応が寄せられていました。その一部をご紹介しますので、ご覧ください。「日本は欧米に教訓を与えた」 BBCが『日本映画の成功とハリウッドの迷走』を特集し話題に…