雨・雪・日光などが体に当たらないよう、頭上に広げ差しかざして用いる傘。特に強い日差しを避けるためのものは「日傘」と呼ばれますが、当初日本に伝来した際には、「雨傘」としてではなく、「日傘」として使われていました。その後日本独自の構造的進化も見られ、降水に対して使うことが多くなっていき、12世紀ごろには庶民の間でも使われるようになります。そして開国後にはこうもり傘が晴雨両用として使われ始め、昭和30年代に洋傘生産量が和傘を上回っています。現代の日本では、雨傘だけではなく日傘も一般的になり、特に近年は男性の間でも普及しています。老若男女問わず日傘が用いられている状況が新鮮だったのか、BBCは先日、「どうして日本人は晴れの日に傘を使うのだろうか?」という読者に問いかけるタイトルの記事を配信しました。海外、中でも欧米では日傘は日本ほど一般的ではありませんが、それでも夏の暑い日には日傘が理に適っていることは理解されており、「なぜ晴れているのに傘を?」と疑問を呈すこのタイトルには、各国からツッコミが相次いで寄せられていました。他にも様々な反応がありましたので、ご紹介します。「日本よ、俺の国でも頼む!」 外国人だけが気づく雨の日本の特殊な光景が話題に…