奇数年の夏に開催される、陸上競技最高峰の大会である世界陸上。現在、34年ぶりに東京で開催されており、スウェーデンのアルマント・デュプランティス選手が、6メートル30センチの世界新記録を樹立するなど、すでにいくつかのドラマが生まれています。今大会は「史上最も暑い夏」の世界陸上となっていますが、14日と15日にそれぞれ行われた女子マラソンと男子マラソンでは、レース終盤で棄権者が続出。女子マラソンで10人、男子マラソンでは22人がリタイアしました。近年、世界各地のマラソン大会では、「裏のレース」も話題に。各国の出場選手の多くが高反発の厚底シューズを着用しており、近年はシューズの着用率を巡って、各メーカーの開発競争が激化しています。当初は厚底シューズを最初に開発したナイキの「1強」状態で、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、ナイキの厚底シューズの試作品を履いた選手が、男女マラソンで計5個のメダルを獲得。一気に各国の選手たちに広まっていき、その後一般ランナーの間でも普及していきました。今大会も各メーカーがしのぎを削る中で、日本のアシックスが大躍進を遂げており、女子マラソンでは出場選手の3分の1程度が、男子マラソンでも3割以上の選手が、アシックスの「メタスピードTOKYOシリーズ」を履いていました。今回の男女のマラソンの各5位以内の選手のシューズのブランドが、米Yahooニュースで取り上げられているのですが、女子は5位入賞のアリサ・ヴァイニオ選手(フィンランド)が、男子は銅メダルのイリアス・アウアニ選手(イタリア)と、4位のハイムロ・アルマヤ選手(イスラエル)が、それぞれアシックスのシューズを履いていました。トップ選手の間で大ブームとなっているアシックスのシューズに、実際の利用者からは、様々な反応が寄せられていました。その一部をご紹介しますので、ご覧ください。「今や誰もが履いている」 アシックスのスニーカーが欧米の若者の間で爆発的なブームに…