「女たち、もう盗むのやめて」···銭湯「女だけタオル代」に人権委は「性差別慣行」(毎日経済・朝鮮語) 人権委は去る7月2日、A市の基礎自治団体長に管内の銭湯が女性客だけにタオル使用料を追加賦課しないように行政指導することを勧告したと2日、明らかにした。 人権委によると、A市で営業中の銭湯のうち11店は女性客だけに1枚当たり200~500ウォンの料金を受け取り、タオルを別途提供している。 これに対してある女性顧客は「女性だけにタオル使用料を賦課するのは合理的な理由なしに女性が男性より多くの費用を負担させる性差別」とし、昨年3月人権委に陳情を提起した。 これに対してA市のある銭湯は「女性専用サウナでタオルの回収率が著しく低かったために生じた慣行」という趣旨で説明した。 銭湯側は「タオル回収率が低ければタオルを再注文しなければならないなど追加費用が発生するので、タオル1枚当たり最大500ウォンの料金を賦課する慣行ができた」と明らかにした。 A市側は、現行法上、銭湯の料金賦課基準を法的に制裁することはできないと説明した。 現行の公衆衛生管理法には、銭湯の価格政策を行政機関が制限する法的根拠となる条項がない。 これに対しA市はタオルを無料で支給するよう強制する代わりに、女性顧客が銭湯のタオル使用料の有無をあらかじめ知ることができるよう価格案内表に関連内容を明示するよう措置したと明らかにした。 しかし、人権委はこのように銭湯が女性客にだけタオル使用料を賦課することが性差別行為だと判断した。 (引用ここまで) 韓国の国家人権委員会が「銭湯で女性だけにタオル使用料金として500ウォンを取っているのは差別」との判定を出した、とのニュース。 銭湯側は「サウナで有意に女性のタオル回収率が低い」として、使用料金を取ることに合理性があるとしているのですが。 どっちにも使用料金もらえばいいんじゃないですかね。 個人的に面白いと感じたのは「国家人権委員会」がわざわざ最大500ウォン(今日のレートで53円)のタオル使用料金に「差別である」として出張ってくるところ。 かつ、わざわざ国家人権委員会に訴えた女性がいるってのもなかなか。 韓国社会は徹底的に分断されているとの話を何度かしています。 男女、老若、貧富、地域、思想の左右等々。 細かなパラメータでばらけさせられているというか。 ウリ(我々の意。ここでは仲間意識)とナム(他人)がさらに細分化されているのですね。 そして誰もが「我こそは被害者である」と叫んでいるわけですよ。 冒頭記事のコメント欄を見てもらえると理解してもらえると思うのですが。 「男性には兵役、女性はタオル泥棒しても問題なし」 「人権委は他にやることがないのか」 「女性優遇もすべてやめなければならない」 ──等々の声が上がっています。 で、女性側は女性側で「タオル使用料を取られるなんて!」って叫ぶと。 まあ、こういう細々とした部分から炎が上がったりするのも社会ってものなので。 日本にもその波が来ているとは思うのですが、さすがにここまでではないなぁ。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 アメリカの基本防衛戦略を拒絶する韓国……米韓同盟に未来はあるのか? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…