現在、世界初とされる、歯が新たに生える薬の実用化に向け、大阪市の北野病院と京都大病院などのチームが治験を進めています。歯を一部失った健康な男性30人を対象に投与して安全性を確かめ、2026年ごろに2~7歳の患者約50人に対象を広げる計画で、2030年頃の実用化を目指しています。チームはマウスを使った実験で、歯の成長を抑制するたんぱく質「USAG-1」を突き止め、この働きを妨げる抗体薬を作製。先天性無歯症のマウスや犬に投与すると歯が生えており、たんぱく質によって成長が止まっていた、「歯のもと」になる組織から生えたとみられています。まずは先天性無歯症の人々への治療が優先され、治療にかかる費用は150万円程度を見込んでいます。チームは、将来的には、虫歯や歯周病、けがなどで、後天的に歯を失った人も歯を再生できる可能性があるとみており、薬を投与し、永久歯を失った後に生える、「第3生歯」の芽を成長させる治療法を計画しています。また、これまでフェレットに薬を投与し、前歯を6本から7本に増やす実験に成功しています。ノーベル賞級とされるこの開発は、現在海外のSNS上で、日本関連では最も反響を呼んでいる話題の1つ。数千、あるいは万以上の意見が寄せられている投稿が多く見られ、外国人から驚きと称賛と期待の声が殺到しています。寄せられていた反応をまとめましたので、ご覧ください。「もう皆で日本に移住しよう!」 日本の歯医者で治療した米国人がその料金に衝撃…