時間の正確さが世界的に知られている日本の鉄道。外国人の日本体験談などでもその点に触れられることが多いですが、実際に日本の鉄道は緻密なダイヤが組まれている中でも、その定時性はほぼ守られています。また、数分でも遅延が生じた際には謝罪のアナウンスがあり、通勤や通学に影響が及ぶような遅れの場合には、「遅延証明書」が発行されます。こういった日本の鉄道事情を踏まえた上で、ドイツの有数の大手紙である「ディー・ツァイト」は「日本式」と題した特集記事を掲載し、「なぜ日本人は、よりにもよって時間という難しいものを、あんなにもうまくコントロールしているのだろうか?」と、時間を見事に調整する日本人の能力に対して、率直な驚きを伝えています。記事を書いた記者は実際に日本に訪れ、東京メトロの運行管理者と神経科学者を取材し、さらに日本人の日常生活を観察したそうです。その上で、日本では遅延が少ない理由として、日本の鉄道会社の徹底したダイヤ管理、日本人の完璧主義な国民性、人の時間を奪いたくないという意識、混雑した電車ではバッグを前にするなど全員が周りに配慮するため、乗客間のトラブルが少ないことなどを挙げています。関連投稿には、ドイツの人々から様々な反応が寄せられていました。その一部をご紹介しますので、ご覧ください。「このままでは日本に追いつけない」 ドイツの司会者が日本を模範の国と大絶賛…