日本を含む世界中の寝室で用いられているベッド。日本には奈良時代に大陸からベッドが伝わりましたが、国内で用いていたのは皇族や貴族などごく一部。やがてはその上流階級の間でも、現在の敷布団の役割でもあった畳が広まり、ベッドは日本から姿を消していきました。日本国内で再びベッドが導入されるようになったのは、日本初上陸から1000年以上が経った明治時代ですが、その時点でも一般家庭には普及することはなく、本格的に広がっていくのは、団地や洋風住宅が増えた、高度経済成長期以降のことでした。日本の歴史上では紆余曲折があったベッドですが、アニメ「セーラームーン」のワンシーンをもとに、日本におけるベッドの使い方が注目されていました。第1シリーズの第9話「うさぎの災難! あわて時計にご用心」に、主人公の月野うさぎの両親の寝室のシーンがあるのですが、2人は別々のベッドで寝ています。海外では夫婦などが1つのベッドで寝る事が多いため、このシーンを見た投稿者さんは、「なぜ彼女の両親は別々のベッドで寝ているのでしょうか?日本の文化ではよくあることなのでしょうか?」と困惑しています。もちろん「家庭による」としか言えない事柄ではありますが、コメント欄では、日本に住んだ経験のある多くの外国人が、「日本では普通のこと」だと反応していました。他にも様々な声が寄せられていましたので、その一部をご紹介します。「これが日本って国なんだ」 在日外国人の価値観を変えた日本での体験に感動の声…