113: 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 2010/11/06(土) 18:19:46 俺と妻が結婚する方向へのターニングポイントになったのは妻の父親の入院だと思う。 同じ会社で顔は知っていて挨拶する程度だった仲だったんだが、 妻の父親の手術の際、その入手し難い血液型にたまたま俺が合致したので、 拝みこまれて病院に行ったのが、付き合いの始まりだった。 まぁ、医療関係者も妻を含め家族もベストは尽くしたんだろうけれど残念な結果になった。 (俺も微力ながら何度か輸血に協力したけれど) 葬式も終わって落ち着いた頃、妻から「お礼がしたい、何でもします」と言って来たので、 「じゃ、一晩付き合ってくださいw」と冗談で言ったら、ちょっと嫌な顔をされたがOKが出た。 妻の表情が余りに真剣だったので冗談ですといえず、、、 が、そこで営みしてやり捨てるほど人間修行を積んでなかったので(さすがに会社の人間にはw) 酔うほどお酒も飲まずに妻や母親の看護時の苦労や父を亡くした不安などを徹夜で聞いた。 最初はやや不安顔だった妻も日付が変わる頃にはすっかり打ち解けてくれて、 朝日が出る頃には横に座った俺の肩に寄りかかりながら涙目で話していた。 お店は フレンチ ホテルのカクテルバー 居酒屋 24時間喫茶店 24時間ファミレス で、最後のファミレスで、嫁から唐突に「俺さん彼女いるんですか?」「いませんよ」 「私も彼氏が居ないんです」と言って沈黙する、、、 沈黙に耐えられず寝不足で頭が廻らず「結婚しませんか?」と自分から言ってしまった。 「はい」と直ぐに言わなかった妻は「ドリンクバー行きますが何か飲みたいもの、あります?」 頭にカフェインが必要だったので「コーヒー」というと取りに行ってくれて、 「はいどうぞ、あまり美味しくないですけれど」「ありがとう」俺が口をつけるのを横からじっと見詰めて 「あのですね」「はい?」「結婚したらもっと美味しいコーヒー飲ませてあげますよ」 リアルで噴出しました。 一年半後結婚、妻は毎週土曜日の朝、サイフォンでコーヒーを作ってくれる。…