退職年金まで崩す『韓国科学』、ノーベル賞をまた受賞した『日本科学』(韓国日報・朝鮮語) 今年のノーベル科学賞発表後、韓日両国の科学技術界の雰囲気は克明に分かれた。 賞を2つも持っていった日本と違って、韓国は今回も受賞者を輩出できなかったからだ。 科学技術発展史と文化的土壌が異なり、日本と単純比較することは難しいが、基礎科学投資を増やし研究安定性を高めなければならないという声がより一層力を受けるものと見られる。 (中略) 日本は科学分野で累積27人(日本出身だが受賞当時、外国国籍だった3人を含む)のノーベル賞受賞者を輩出した。 日本科学技術の長期的な眼目と研究者中心の支援制度が光を放ったという分析が出ている。 (中略) 韓国は理工系人材の離脱に頭を悩ませている。 国民の力のイ・サンフィ議員が12日、科学技術情報通信部から提出された資料によると、最近5年間、政府科学奨学金を受けた学生のうち316人が医学系列などに進路を変えた。 産業オーダーメード型人材を育てる半導体契約学科でも中途脱落が続出した。 昨年、韓国科学技術院(KAIST)で途中脱落した割合は10.8%に達した。 科学者を夢見た青年たちが研究現場を離れたのは、低い年俸と不安定な処遇のためだ。 共に民主党のファン・ジョンア議員が科学技術人共済会から受け取った資料によると、2022年から先月まで科学技術人62人が個人再生と破産を理由に退職年金を中途引き出したが、その規模が13億8000万ウォンに達する。 特に、40代以下の引き出し者が2022年3人から昨年15人へと5倍も増えた。 (中略) 基礎科学研究院(IBS)が大型研究団を運営しインフラ拡大に寄与しているが、多様な分野で新進科学者が成長できるより幅広い基盤が必要だと国内科学技術界は口をそろえる。 (引用ここまで) 今年のダブル受賞はだいぶ堪えたようで、いまだに「日韓の環境を比較することこんなにひどい!」って記事が出てきています。 「日本は長期的視点で科学界への投資ができている。韓国では政権交代の5年、下手をすれば四半期毎に成果を求められている」ってのが基本ライン。 まあ、そこまでおかしい話をしているメディアもないですかね。 以前であれば「金メダルは韓国が追い越したのだから、ノーベル賞でも追い越せる。行ける行ける!」みたいな電波記事がひとつくらいあったものですが。 まともなことばかりを書いているってこと自体が「27対0の衝撃」の大きさを伝えているのかもなぁ。 電波記事を掲載する余裕もないレベルってことですからね。 で、今回は科学者がどのくらいの報酬を得ているか、って話なんですが。 科研費があるから自由に研究できる……ってありますが。うん。 なんすかね、隣の芝生は青く見えると言うべきなのか。 この状況の日本よりも韓国はひどいと言うべきか。 この3年半ほどで、韓国の科学者は個人再生手続きと破産を理由に62人が積み立て退職金の中途引き出しを行っており、その額が13億8000万ウォン(今日のレートで1億4700万円ほど)に達するそうです。 さらに40代以下の退職年金引き出しが15人。 ……思ってたよりもひどかった。 結果として物理学で博士号取った科学者がごみ収集人の採用試験に挑戦したりするわけですよ(なお、体力不足で不合格)。 そりゃまあ、半導体学科に合格しても逃げる学生多数なのも理解できるか……。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 韓国人労働者300人がアメリカで「不法就労者」として検挙された! いったい、なにが行われていたのか? 解説しましょう 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…