受験戦争で“ドーピング”横行?ADHD治療薬を受験生が乱用か「勉強に集中出来る」我が子のため薬買う親も 韓国(FNN) 韓国でADHD(注意欠如・多動症)の治療薬が“勉強に集中できる薬”として乱用され、問題となっている。 19歳以下の未成年への処方は過去5年間で2倍超に増え、現場の薬剤師は「4割ほどは正確な診断なしで処方されている」と指摘する。 (中略) 過酷な受験競争の中で今、ADHD(注意欠如・多動症)の治療薬を“勉強に集中できる薬”として乱用するケースが急増していて、大きな社会問題となっている。 与党「共に民主党」の国会議員によると、保健当局の調査でADHD治療薬「コンサータ」などを処方された未成年(19歳以下)は、2020年の約6万5000人から2024年は約15万3000人と2.3倍超に急増している。 さらに2025年は1月から6月までで既に14万人を超え、去年1年間を大きく上回る勢いだ。その背景には “勉強に集中できる薬”としての誤った認識があり、薬の乱用が服用者の大幅な増加につながっているとみられる。 大峙洞の薬剤師: ADHD治療薬を病院で処方されてくる人の4割が、正確なADHDの診断が出ていません。それでも子供に薬を飲ませたがる母親たちがいます。 中には医師が自ら、ADHDではない自分の子供に薬を処方するケースもあります。それだけ韓国の親たちがいい大学に行くことを重視しています。 (中略) 記者が大峙洞(テチドン)の精神科病院を訪れ、医師に「試験勉強のためにADHD治療薬がほしい」と申し出ると、医師は検査や症状に対する質問すらすることなく、わずか5分でADHD治療薬を処方した。医師による安易な処方が、乱用の増加につながっている。 (引用ここまで) 韓国ではADHDの治療薬を受験生が服用している、とのことで問題になっています。 2018年頃から問題視されていて、楽韓Webでも2020年頃に話題をピックアップしていますね。 まあ……効果があるかどうかは分からないのですが。 人によっては修能試験の一ヶ月前、追い込みの時点から服用をはじめたり。 試験の当日だけ服用したりでやっているそうですよ。 前もちらと書きましたが、韓国における受験の上層ってもう得意な問題が出るかどうかだけで判定されているような状況です。 1点を取れるかどうかで医学部に入れるかどうかが決まる。 一生がその1点で決まる可能性があるのですよ。 そんな構造は日本でも同じですが。 日本は「医学部に入ろうとは思わない」って選択肢がありますよね。 でも、韓国ではそうではないのですよ。 「医学部か、医学部以外か」は圧倒的な差がある韓国でその1点は天国と地獄の差なのです。 なのでTOEIC990点の生徒が一芸入試で医学部を選びますし。 教師に半ばだまされる形でソウル大学化学生物工学部に合格してしまった学生が「医学部に入らせろ!」「不合格にしろ!」ってデモをする。 まあ、そんな中ではわらをもつかむ思いでコンサータ(メチルフェニデート)を服用するわけです。 ……憐れというか。なんかこう、「韓国に生まれないでよかった」って元駐韓日本大使の武藤氏が書くのも分かりますよね。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 どの国とも関係性を築けず「孤立する韓国」 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…