1: 冬月記者 ★ eAhqhUDe9 2025-09-07 09:11:12 道頓堀ダイブさせへん、戎橋を規制せよ…阪神がリーグV王手 プロ野球・阪神タイガースが6日、マジックを1とし、2年ぶりとなるセ・リーグ優勝に王手をかけた。 早ければ7日にも優勝が決まり、大阪・ミナミの戎(えびす)橋周辺に多くのファンが集まることが予想される。 大阪府警は警察官約1000人を動員し、阪神優勝時の警備ではヘリコプターを初めて導入。 戎橋では混雑状況などに応じて通行規制を4段階で実施し、雑踏事故などを防ぐ。 2023年9月のリーグ優勝時、戎橋周辺は混雑したが、けが人や目立ったトラブルはなかった。 今回もファンが戎橋周辺に押し寄せて人出が増える可能性があるほか、試合終了後に観客がJR大阪駅周辺などにも向かうと見込まれる。 ミナミではまず、道頓堀川への飛び込みなどを防ぐため、戎橋両側のスロープ(幅約2メートル)や川沿いの遊歩道を通行止めにするほか、下流にある道頓堀橋の東側をシートで覆って戎橋の方向を見えなくする。 その後、混雑具合や試合状況に合わせ戎橋で▽左側通行▽南から北への一方通行▽通行止め――の規制を実施する。 戎橋周辺の混雑状況を素早く正確に把握するため、付近のビルに警察官を配置するほか、ヘリコプターを活用する。 インバウンド(訪日客)への対応にも力を入れる。拡声機で通行を誘導する「DJポリス」を戎橋周辺に投入し、日本語に加え、英語でも歩行者らに呼びかける。近くの商店街では、中国語、韓国語、ベトナム語の3か国語で注意を促す放送を流す。 本拠地・甲子園を管轄する兵庫県警も万全の態勢を敷く。 県警は甲子園球場のほか、観戦を終えたファンらで混雑が予想される阪神尼崎駅周辺(同県尼崎市)と神戸・三宮エリア(神戸市中央区)の計3か所を中心に警察官約400人を配置して警戒に当たる。 県警の担当者は「優勝に水を差すようなトラブルが起きないよう、万全を期したい」としている。 早めの閉店検討 戎橋周辺の店舗関係者らは盛り上がりに期待する一方、騒動を警戒して早めの閉店を検討する店もある。 1985年の阪神のリーグ優勝時、道頓堀川近くの店舗に設置されていたカーネル・サンダース人形がファンに川へ投げ込まれた。 2009年に川底から見つかり、展示されてきたが、傷みが激しく、昨年に大阪市の住吉大社で供養された。 03年の優勝時に名物の動くカニ看板の目玉をもぎ取られた「かに道楽道頓堀本店」は優勝当日の閉店時間を通常の午後11時から前倒しすることを検討している。 同店マネジャーの西浜成一さん(51)は「盛り上がるのは大歓迎だが不測の事態が起きないか心配だ。従業員が安全に勤務できるよう対応を考えたい」と話す。 隣接するハンバーグレストラン「びっくりドンキー道頓堀店」は23年の優勝当日、閉店時間を早めた。 今回も同様に対応する予定で、運営会社の広報担当者は「リスクを避け、客と従業員の安全をしっかりと確保したい」と語る。…