
2027年3月に行われる国際サッカー連盟(FIFA)会長選をめぐり、アーセナルの元監督アーセン・ベンゲル氏に出馬を促す動きが続いている。英紙『The Telegraph』が現地時間7日に報じた。日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三名誉会長も出馬を表明しているが、欧州サッカー連盟(UEFA)は別の候補者の擁立を模索しており、今後の決断によっては田嶋氏を支持する可能性があるという。 同紙のトム・モーガン記者によると、欧州の幹部を含むサッカー界の有力者たちは、少なくとも6週間前からベンゲル氏に立候補を働きかけている。現職ジャンニ・インファンティーノ会長の再選を阻止しようとする勢力は、ベンゲル氏に加え、名前が明かされていないもう1人の候補者に注目しているという。 そうした中、同紙は「ベンゲル氏ともう1人の謎の候補者が今週中の出馬を見送れば、UEFAは田嶋氏の支持に回る」と報道。協議の事情を知る関係者は「依然として予測が難しい状況だ」と語り、候補者選定の行方が不透明であることを明かした。 現在77歳のベンゲル氏は、2019年からFIFAのグローバルサッカー開発責任者を務めている。フランス紙『レキップ』も、同氏が近く出馬の是非を判断する見通しだと報じた。周囲からの働きかけが続く一方、年齢を理由に立候補を見送る可能性も残されている。 それでも、ベンゲル氏の支持者は、同氏が現職を打ち負かす現実的な可能性を持つと考えている。『The Telegraph』は、支持者がベンゲル氏について「ほかにほとんど例のない資質の組み合わせを備えている」と評価していることを紹介した。 また、ベンゲル氏はインファンティーノ会長が進めたW杯関連事業の持ち分売却計画にも批判的だった。今年8月には、その撤回について「絶対に必要で、疑問の余地がない決定だった」と支持し、FIFAの独立性や透明性、誠実さの重要性を強調している。 一方、英国メディア『talkSPORT』も、田嶋氏がUEFA内部から一定の支持を得ていると報道。ただし、欧州の加盟協会では別の候補者を推す動きもあり、ベンゲル氏が有力な選択肢になっていると伝えた。 なお、元スイス代表のラモン・ヴェガ氏も出馬の意思を示している。ただし、『The Telegraph』は、正式立候補に必要な5協会の推薦を獲得できるか疑問が残ると指摘。前述の匿名候補者がヴェガ氏であるかは明らかになっていない。 立候補の届け出期限は11月18日で、会長選は来年3月18日にモロッコのラバトで実施される。インファンティーノ会長の反対勢力が誰を中心に結集するのか。ベンゲル氏らの決断が、田嶋氏の選挙戦を大きく左右する可能性がある。英語のサッカーのフォーラムなどから海外の反応をまとめました・お願いだからやめてくれ。何をするにも、いちいち高齢者をトップに選ぶのはもうやめないか。・ベンゲルは尊敬されている人物だが、77歳はこの役職に就くには高齢すぎる。<アーセナルサポ>・ヴェンゲルがFIFAを率いることについて、どう思うか自分でもよくわからない。彼のことは大好きだけど、FIFAは組織全体を徹底的に浄化する必要がある。彼がそれをやれる人物なのかは分からないな。 <アヤックスサポ> ・少なくとも今のクズをクビにして、最初の任期中にまともな後任を見つけるための時間を稼ぐことはできるぞ。・ベンゲルが嫌じゃないし、FIFAのほかの幹部たちのような形で不正に手を染める人物だとも思わない。ただ、彼の案の中には最悪なものもあるからな。…