1: シャチ ★ 2025/07/24(木) 14:25:35.86 ID:LgWp7jm59 北半球では今、人々が夏の長い日照時間を満喫しているが、多くの人が気づいていない事実がひとつある。現代的な方法で時間を測るようになって以来、1日の長さが特に短い日々を経験していることだ。なかでも2025年7月10日は今年最も短い日となった。 原因は地球の自転速度の上昇だ。国際地球回転・基準系事業(IERS)および米海軍天文台によると、この日は標準的な1日よりも1.38ミリ秒短かったという。さらに7月9日と22日も短く、8月5日も歴史的に短い1日になると予想されている。 地球の自転速度が変動するのは珍しいことではない。だが、最近急激に速度が上がっている理由については、はっきりとしたことはわかっていない。 「過去10年間、1日の平均的な長さはおおむね短くなってきています。特に過去5年ほどはその傾向が顕著で、1日が24時間に満たないこともありました」と、米海軍天文台地球姿勢部門の天文学者ニコラス・スタマタコス氏は言う。 そこで、地球の自転が速くなっている理由、わずか数ミリ秒が重大な影響を及ぼす可能性について、専門家に聞いた。 なぜ自転は速くなっているのか 地球の自転速度を変動させる要因は複雑だが、特に重要なものがいくつかある。 地球の周りを周回する月からの影響は、状況に応じて変化する。月に2度、月が赤道に近づくときには、引力によって地球の自転速度がわずかに落ちる。一方、月に2度、月が極地に近づくときには、地球の自転速度はわずかに速まる。 地球と大気は同調して回転し、運動量を共有しているため、どちらか一方の運動量だけを変えることはできない。たとえばジェット気流の変動により、夏の間、大気の回転速度は普段よりも遅くなる。すると、全体の運動量を保つため、地球は自転速度を速める必要に迫られる。 地球の内部でも、物理学者が完全には説明できない奇妙な現象が起きている。何らかの理由から、地球の核は過去50年にわたって速度を落としており、運動量を保つために、上部にある固体部分が回転速度を少し速めてその分を補っている。 「なぜこんなことが起こっているのか、将来的に核がどうなるのかは、わかっていません」と、米スクリップス海洋研究所の地球物理学者ダンカン・アグニュー氏は述べている。(以下ソースで 7/24(木) 11:32配信 ナショナル ジオグラフィック日本版 引用元: ・【天文学】地球の自転速度が急上昇、7月10日は今年最も短い1日だった 「マイナスうるう秒」の導入も? [シャチ★]…