※過去の人気記事の再編集&再掲です 1: ななしさん@発達中 2023/02/17(金) 12:34:40.07 ID:UO4YDOUZ9 なぜ発達障害の人は爪を噛むのか…身体が痛みに気づけない「感覚鈍麻」という不思議な感覚 発達障害の人にはどんな共通点があるのか。認知神経科学者の井手正和さんは、脳の働きの違いから 感覚過敏や感覚鈍磨といった感覚の問題を抱えやすいと指摘する。たとえば『爪を噛む』といった行動は 発達障害が原因のおそれがあるという。井手さんの著書『発達障害の人には世界がどう見えているのか』 (SB新書)からお届けする――。 ■発達障害の人が抱える「感覚」の苦しみ 感覚過敏、感覚鈍麻といった感覚の問題を抱えるASD者(自閉スペクトラム症)は、日常生活においてさまざまな 苦しみ・悩みを抱えています。 その苦しみの多くは、定型発達者からすれば理解するのが難しいものです。 例えば、「いつもと違った道を通るのが怖い」という感覚は、本人の自覚を伴う苦しみですが、「気になることがあると そちらへの関心が強くなってしまう」という感覚は本人に自覚がないままに、結果として人間関係の悪化を招き 苦しみにつながってしまいます。 ここでは、感覚の問題から生じるASD者の苦しみについて解説します。 感覚の問題とは、 ・感覚過敏……周囲の音や匂い、味覚、触覚など外部からの刺激が過剰に感じられ、激しい苦痛を伴って不快に感じられる状態 ・感覚鈍麻……痛み、気温、体調不良などに関して鈍感である状態 の2つがあり、感覚過敏か感覚鈍麻かのどちらか一方ではなく、感覚過敏と感覚鈍麻が同居するASD者もいることをお伝えしてきました。 また、定型発達者がある程度の“リミッター”をかけて情報処理を行っているのに対し、ASD者が“リミッター”をかけずに 情報処理を行っている可能性があり、その要因は「脳の特性」によると考えられる――そのために取り込む刺激が過剰になる――ことも述べました。 では、この「感覚の問題」によって、日常生活などでどのような苦しみを感じているのでしょうか? ※>>2へ続く…