韓国、地方国立大「授業料ゼロ」でも64%が進学希望せず…地域定着にも消極的(KOREA WAVE) 韓国政府が早ければ2027年から地方国立大学の新入生を対象に授業料を全額支援する「地域均衡奨学金」の導入を検討するなか、受験生と保護者の約64%が、授業料が無料になっても非首都圏の国立大学に進学する意思はないと答えた。 入試大手の鍾路学院がニューシスの依頼で今月24~26日、受験生と保護者660人を対象にオンライン調査を実施したところ、63.9%が地方国立大への進学、または子どもを進学させる意思はないと回答した。進学する意思があるとの回答は13.5%にとどまった。 (中略) 進学を望まない理由として最も多かったのは「地方に行きたくない、または残りたくない」で54.9%。次いで「就職や進学では首都圏の大学が有利だと思う」が38.2%だった。 地方国立大で授業料の全額支援を受けた場合、その地域に定着するかとの質問では、「全くそう思わない」が27.0%、「そう思わない」が30.9%で、計57.9%が否定的だった。一方、定着する意思があるとの回答は13.9%だった。 また、地方国立大の授業料無償化が入試競争の緩和に役立たないと考える回答は48.1%で、効果があるとみる回答は17.6%だった。 大学選びで最も重視する項目は「大学の知名度・地位」が59.1%と最多だった。「卒業生の就職・進学状況」は15.1%、「学科・教授陣」は12.8%、「所在地・施設」は10.7%で、「授業料・奨学金」は2.4%にとどまった。 (引用ここまで) イ・ジェミョン政権の目玉政策のひとつとして「地方の国立大学は授業料無料にして、首都圏からの受験を増やそう」ってものをやっています。 まあ……無理だよなぁ。 韓国の地方に魅力がないってのはいろいろな理由があるんですが。 朝鮮戦争でひっくり返されて地方がごちゃ混ぜになったあとにセマウル運動やって「国土均衡化」をやってしまったのですね。 まあ、それで地方へもあるていどの金額が行くようにはなったのですが、それで終わりになってしまったわけです。 結果として第2都市であったはずの釜山すら独自色を失って消滅危機にあると。 すでに人口規模で仁川市が第2都市になってしまっているのですね。 んで、そうした状況を覆そうとして、地方国立大学を授業料無料、定着支援金も出すって話にしているんですが。 逆なんだよなぁ……。 地方そのものを盛り上げて「さあ、これだけ明るい未来を地方に用意しましたよ。さらに大学も無料!」ってなら話は分かるのですが。 地方の寂れようは放置、大学だけ無料にしたって人なんか寄ってくるわけがないんですよ。 韓国の大学で最初の選択肢は「ソウルにあるかどうか」です。 で、ソウルで入れる大学がない場合は、「首都圏にあるかどうか」なんですよね。 医学部とKAIST、POSTECHのような工学系は別として。 実際問題、ソウル大学以外の国立大学では釜山大学が2番目に挙げられるのですが。 釜山大学の国内でのランキングはソウル市立大学よりも下です。 なによりも大事な「就職での潰しの効きよう」もソウル市立大学のほうが上。 なぜならソウルにあるから(禅問答)。 「下からの改革」みたいな話が大好きな韓国左派なのですが、こと政権を執ると政策は「上からの命令」だけになるんですよね。 ま、任期5年じゃ地方を復活させるなんてこたできるわけもないですが。 今回の「地方国立大学授業料無料!」も「なにを言ってんだか、こいつらは……」って扱いになっているわけですよ。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 2000年代にあった「頭がおかしい」としか思えない韓国政府、市民団体の対日行動をみて見よう 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…