韓国が石炭火力のアンモニア混焼中止、環境相表明 日本の調達に逆風(日経新聞) 韓国の金星煥(キム・ソンファン)気候エネルギー環境相は石炭火力発電の燃料にアンモニアを混ぜる計画を中止すると明らかにした。「石炭火力を延命させる手段」と述べ、脱炭素に向けた政策と整合が取れないと指摘した。 7月下旬に日本経済新聞の取材に答えた。韓国は日本と並ぶアンモニアの主要な需要家として期待されていた。 (引用ここまで) 石炭火力の効率化、脱炭素への過渡期の対応としてアンモニア混焼が有望視されています。 20%ほどのアンモニアを混ぜることでその分は燃焼時に二酸化炭素を出さずにタービンを回すことができるのですね。 将来的には50%混焼、100%専焼にしていく方向性もあるようです。 その代償としてNOxを出すことになりますが、日本の石炭火力発電所の多くには脱硝装置がついているのでそこまでのデメリットにはならない。 といったわけで日本ではアンモニア混焼は超々臨界圧方式と並んで有望視されています。 そこに乗ってきたのが韓国でした。 検索してもらえれば分かるんですが、アンモニア混焼発電について韓国電力公社と協力体制をとっています。 出光興産とかが発表していますね。 出光興産と韓国電力がアンモニアサプライチェーン構築に向けて協力体制を、って言っていたのが23年4月。 ユン政権時代のことですね。 当時のユン政権はバランスの取れた脱炭素政策を標榜していて、アンモニア混焼にも積極的でした。 ところがイ・ジェミョン政権になって、「石炭火力は全廃!」ってムン・ジェイン政権のアレが戻ってきてしまったのですね。 石炭火力は全廃でLNG火力を推進する。 原発も全廃で太陽光発電を代替とする。 まあ、その結果が「初夏の太陽光発電量に対して送電網が脆弱でブラックアウトもありうる」ってひどい状況なんですが。 で、今回は「アンモニア混焼は石炭火力の延命を意味するので取りやめ」です。 ……韓国と協力ができない理由が詰まってますね。 政権が変わる度に最初からやり直し。 それまで積み上げてきた交渉とか全部崩して「ご破算で願いましてはー」ってはじまっちゃう。 だったら最初から協力なんかしないで「なるほどなるほど、つまり日韓友好ですねー」「一緒にドラム叩きましょう」って言っているだけのほうがなんぼかマシ。 ちなみにこれ、アメリカの最近の対韓外交方針にもなりつつあるんですけどね。 日本の影響かなぁ。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 イ・ジェミョン大統領、就任から1年その成績表を見てみよう 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…