ショート動画を見せて怒号に侮辱…韓国国会、大韓サッカー協会聴聞会で戦術不在(中央日報) 特に崔敏姫(チェ・ミンヒ)議員は先月25日の南アフリカとのグループリーグ第3戦のハイドレーションブレイク当時のショート動画を提示しながら「李康仁(イ・ガンイン)選手が『今はこれではないけない。孫興慜(ソン・フンミン)を出場させなければいけない』と話している。金鎮圭(キム・ジンギュ)コーチはこれを聞いたのか」と尋ねた。 金前コーチが「聞いたが、あれは孫興慜選手ではなく…」と答えると、崔議員は言葉を遮って「ちょっと待って。『南アフリカ戦に孫興慜らが出場できなかったのは洪明甫の報復だった』というが」と問い直した。 金前コーチは「そのようなもの(報復)は全くなかった。(李康仁が話したのは孫興慜でなく)趙圭誠(チョ・ギュソン)選手だった」と事実関係を正した。実際の動画の字幕には李康仁が「在成先輩が今入らなければいけない」と話したと表示されている。動画は孫興慜でなく李在成(イ・ジェソン)を示していた。さらに孫興慜は後半開始と同時に試合に出場した。事実関係が合わないことが露呈した崔議員は金前コーチに答える時間さえも与えず「なぜ負けたのか」「なぜこんな成績になったのか」と怒号と叱責を続けた。 鄭然旭(チョン・ヨンウク)国民の力議員は南アフリカ戦の失点後に戦術的な変化がなかったと指摘にした。これに対し洪前監督は「戦術的な変化がないわけではなかった。5人の攻撃選手を前方に置き、3人の守備選手を置いて相手の逆襲に対応した」と答えた。鄭議員が「変化を感じることができないようだ。選手たちが自分たちで対処するべきだったのか」と再度尋ねると、洪前監督は「監督は結果が良くなければすべてのことが失敗に帰すると考える」としながらも「その中で戦術的運営は明確にあった」と反論した。 (中略) 聴聞会を見守ったサッカーファンは失望感を表した。韓国サッカーの未来と発展方向、監督選任過程での戦力強化委員会の独立性確保など構造的改革のための建設的な議論は消え、事実に基づかない論争と怒号が続いたからだ。 (引用ここまで) 昨日も書いたように、韓国国会による聴聞会は基本的に国会議員による「わたしはやってますよ!」ってアピールの場にしか過ぎません。 知識、見聞なんてものはいっさいありません。 そんな国会議員がサッカー協会の前会長やら、前コーチ、前監督を責めるのになにを使うのか。 そうだね、YouTubeショート動画だね。 昨日、「イ・ガンインはハイドレーションブレイクの時に『ソン・フンミンを出場させなければ』と言っていた」って前コーチに質問した国会議員がいたって書きましたが。 そのソースがYouTubeショート。 当該動画の字幕には「ジェソン先輩が必要だ」って書いてあったのですが、この国会議員はなぜかそれをソン・フンミンだと思い違いしたっていう。 そして実際の発言は「(高さのある)チョ・ギュソンが必要だ」であったっていう。 YouTubeショートの字幕が間違っていて、さらにこの国会議員はそれを見誤って糾弾していたわけです。 おまけにいうとこの動画のシーンのハイドレーションブレイクは後半だったので、すでにソン・フンミンは投入されていました。 すべてがこのレベルです。 さらに大韓サッカー協会のことを延々と「KFC」と言い間違い続ける議員もいたとのこと。 「KFCが韓国サッカーのスポンサーになるのか」嘲笑が出た理由は?(東亜日報・朝鮮語) チョ・ゲウォン議員は、チョン・モンギュ前大韓サッカー会長に質疑する過程で、用語のために非難の的になった。 チョ議員は規定の問題について質問し、「KFCが従うべき強制規定ですか? FIFAにはそのような規定がありません」、「だから強制条項なのか、KFCが従わなければならないのか」、「AFC規定がKFCが従わなければならない強制規定なのか」と何度もKFCに言及した。 (中略) オンラインでは「KFCが我が国のサッカー最大スポンサーになるのか」、「KFCがホン・ミョンボ監督を採用したとすれば誤りが正しい」などの冷笑も出てきた。 (引用ここまで) 一応、これらの議員は「文体部委員」であって、専門性があるとされているのですけどね。 まあ、委員への割り振りがテキトーなのはいつものことではあります。 それからホン・ミョンボへの質問でこんなのもありました。 「息子の兵役問題が何の関係があるの?」…サッカーファンも背を向けた聴聞会(JTBC・朝鮮語) ホン・ミョンボの子供はアメリカ生まれで、妻子はずっとアメリカで生活しているとのこと。 韓国に帰国した後にアメリカに行った際、「国外逃亡した!」みたいに言われていましたが、生活拠点はむしろそっちだとの話です。 で、子供はアメリカ生まれなのでアメリカ国籍を所有。ふたりともサッカーとは無縁の生活を送っているとのことです。 で、ふたりの兵役について「国民全員が特恵だと思うだろう!」って追及した、のですが。 アメリカ国籍持っていて、かつアメリカに生活の拠点があるなら兵役に就くわけがないんだよな……。 そもそも、それがサッカーとなんの関係があるのかって話でもあります。 こういった感じでなんの成果もなく、国会議員が自爆して終わったのでした。 どっとはらい。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 イ・ジェミョン大統領、就任から1年その成績表を見てみよう(内政編) 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…