勝利にも「白い巨人」に笑顔なし。ベルナベウに響いた怒りの指笛…アルベロア体制初白星も課題山積ラ・リーガ第20節が17日に行われ、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでレバンテと対戦し、2-0で勝利を収めた。しかし、スタジアムを支配したのは勝利の歓喜ではなく、選手とフロントへの容赦ない批判だった。スーペルコパでの宿敵バルセロナへの敗戦を受け、クラブはシャビ・アロンソ監督を電撃解任。しかし、サポーターの怒りの矛先は、解任された指揮官ではなく、指揮官に反発したと報じられた主力選手たち、そしてペレス会長へと向けられた。 試合前のメンバー発表では、バルベルデ、ベリンガム、そしてヴィニシウスに凄まじいブーイングが浴びせられ、スタンドからは「ペレス辞任」の合唱が巻き起こる異様な幕開けとなった。■ 孤立するヴィニシウス、決定力を示すエンバペ特にヴィニシウスへの風当たりは強く、自軍の決定機でエンバペにパスを出さなかった場面では、スタジアム中から指笛が鳴り響いた。かつての「ベルナベウの寵児」は、今やファンとの間に深い溝を抱えている。 その中で唯一の希望はキリアン・エンバペだ。後半に自ら得たPKを沈め、公式戦26試合30ゴールという驚異的なペースで得点を量産。混乱するチームにおいて、その決定力だけが勝ち点をもぎ取っている。■ アルベロア新体制の初陣と「交代策」の意図シャビ・アロンソの後を継いだアルベロア新監督は、後半からギュレルとマスタントゥオノを投入。この若手2人の躍動がスタジアムの空気をわずかに和らげ、結果として2得点を生み出した。試合終了間際、ブーイングを避けるためにヴィニシウスを下げず、あえてアセンシオを交代させた采配には、新指揮官の「苦渋のマネジメント」が透けて見える。◆◇El Blanco Real Madrid 1378◇◆…