
イランのW杯ボイコット示唆に中国メディアが反応。「代替出場」の期待高まるも現実は……2026年北中米ワールドカップ(W杯)開幕を3か月後に控え、中東情勢の緊迫化がサッカー界に暗い影を落としている。アメリカ・イスラエルによる空襲を受け、イラン代表が本大会への参加をボイコットする可能性が浮上。これを受け、アジア最終予選で敗退した中国のメディアが「代替出場」の可能性を報じ、波紋を広げている。事態の引き金となったのは、現地時間2月28日に報じられたイランサッカー連盟のメフディ・タージ会長による発言だ。スペイン紙『MARCA』などの取材に対し、同会長は「アメリカによる攻撃が行われた現状において、我々がW杯に参加することを期待するのは困難だ」と述べ、ボイコットの可能性を強く示唆した。イランは本大会でグループGに入り、ベルギー、ニュージーランド、エジプトと対戦する予定だが、試合会場はすべてアメリカ国内(ロサンゼルス、シアトル)に設定されている。自国を攻撃した当事国での試合開催に対し、安全保障上の懸念と政治的反発が極めて強まっている。この事態に敏感に反応したのが、アジア最終予選グループCで5位に終わり、出場権を逃した中国だ。中国メディア『新浪体育』は、イランが欠場した場合の代替案について以下のように報じている。「中国の代替出場には商業的優位性がある」と主張。FIFAにとって巨大な中国市場は魅力的であり、スポンサー収入などの観点から期待を寄せる声がある。「FIFAが専門的な予備案の検討を開始した」とし、突発的な欠場に備えた動きがあると伝えた。しかし、FIFAの規定や過去の慣例に照らせば、中国の繰り上げ当選は極めてハードルが高いのが現実だ。通常、特定の国が出場を辞退・取り消された場合、「同じ予選グループの次点チーム」や「大陸間プレーオフで敗れたチーム」が優先される。海外メディアの分析では、アジア最終予選の成績に基づき、グループBで3位だったイラクや、アラブ首長国連邦(UAE)が代替候補の筆頭として挙げられている。政治とスポーツの境界線が揺らぐ異例の事態。果たしてイランは3か月後のピッチに立つのか、あるいはアジアの勢力図が土壇場で書き換えられるのか。FIFAによる最終的な判断に世界中の注目が集まっている。【サッカー】W杯イラン欠場?代わりに中国国内で“繰り上げ参戦”を望む声 [プーアル★]…