
1: 匿名 2025/12/12(金) 02:09:35.99 ID:XacwSwx89 映画『鬼滅の刃』や『名探偵コナン』の記録的ヒット、NetflixやAmazon Prime Videoでの配信好調。日本のアニメ産業は2023年に市場規模3.3兆円を記録し、海外での売り上げが初めて国内を上回るなど、世界的な注目を集めている状況だ。東宝をはじめとする関連企業の株価も上昇を続け、投資マネーが流れ込む「成長産業」として脚光を浴びる。 いまや世界的な投資対象ともなったアニメ産業では、業界内格差や、アニメーターをはじめとするヒトにお金が回っていない課題、人手不足の問題がつきまとう。 アニメ業界で約40年プロデューサーを務め、映画『この世界の片隅に』も手掛けたジェンコ(東京都港区)の真木太郎社長に、業界の課題と解決策を聞いた。 投資は集まるのに「ヒトにお金が回らない」 ――真木さんは長年のアニメプロデューサーとしての経験から、今のアニメ業界の課題についてどう見ていますか。 作り手にもっと光を当てたいと考えています。プロダクションやクリエイターの存在価値を再発見して、その価値をきちんと上げていくことが必要だと思います。プロデューサーとして、ものを生み出す側の重みを尊重したい気持ちがずっとあります。だからこそ12月12~17日に「あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」(ANIAFF)を開催しようとしています。この映画祭はビジネス創出の場でもあり、クリエイティブ寄りの映画祭にする狙いがあります。 ――ビジネス偏重のイベントとの違いを意識しているということですね。 はい。アニメジャパンなどの大規模イベントは非常に盛況で、新作発表やグッズ販売などで多くの人が楽しめる一方、基本的にはビジネス側に軸足を置いています。例えば、ある会社はブースに5億円を投じると言われています。ただ、その投資が必ずしもクリエイターに還元されるわけではなく、むしろアニメ制作会社側との格差の大きさを痛感させられます。 同じアニメーション産業の中で、投資家と作り手にここまで差があるのはなぜなのかという素朴な疑問があります。もちろん「だからどうすべきだ」と単純に言える話ではありませんが、この疑問を放置すると若い人材が業界に入ってこなくなると思うのです。 ――やはり人材不足の問題は大きいのでしょうか。 非常に大きいです。人材が育つには時間がかかりますし、一人前になるまでのハードルも高い。もちろん才能や力量の差はありますが、アニメーションは何百人もの手で作られるものです。その全ての人が産業を支えているのに、広告宣伝のために数億円の予算を投じるブースと、直接手を動かしているクリエイターとの間に大きな予算の開きがあります。それを同じ産業で働く人間として、もう少し同じ土俵で考えるべきではないかと感じます。(以下ソースで 12/11(木) 8:06配信 ITmedia ビジネスオンライン…