エゼがキャリア初のハットトリック!アーセナルがノースロンドンダービーに完勝し首位快走現地時間23日、イングランド・プレミアリーグは第12節が行われ、高井幸大の所属するトッテナムは敵地エミレーツ・スタジアムでアーセナルと対戦した。ガブリエウ、ギョケレシュ、ウーデゴール、ハヴァーツらを負傷で欠くアーセナルは、インカピエがリーグ初先発を飾り、サカ、エゼ、トロサールの2列目に、公式戦3試合連続でメリーノがトップを務めた。一方、マディソン、クルセフスキ、ソランケ、高井らを負傷で欠くトッテナムは、ロメロ、ファンデフェン、ダンソの3バックを起用し、右のスペンス、左のウドジェが守備時に5バックとなる守備陣形。攻撃陣ではトップのリシャルリソンをクドゥス、オドベールがサポートする布陣となった。今季、ホーム無敗のアーセナルと、アウェイ無敗のトッテナムという構図のノースロンドンダービー。立ち上がりの主導権は首位を走るアーセナルが握り、3分にはペナルティーエリア手前でボールを受けたエゼが浮き球をエリア内に送ると、呼応したライスがボレーで捉えるも、GKヴィカーリオがブロックした。早々に決定機を作り出したアーセナルだが、その後はボール保持で圧倒するもののトッテナムの粘り強い守備を前になかなかシュートまでいくことができない。試合が動いたのは36分、メリーノの浮き球パスに抜け出したトロサールが、上手くコントロールするもゴールに背を向けてしまう。しかし、鋭い反転から振り向き様の左足シュートをゴール左へと流し込み、アーセナルが均衡を破った。さらに41分、クリアボールをライスが頭で跳ね返すと、ペナルティーエリア手前で受けたエゼが細かいタッチでエリア内に侵入し、そのまま右足を一閃。至近距離のブロックにも怯まずに振り抜いたシュートがゴール左へと決まり、アーセナルが追加点を挙げた。前半シュート0本に終わったトッテナムは2点を追う後半、ダンソに代えてシャビ・シモンズを投入。4バックへと移行し、巻き返しを図る。しかし、その出鼻は開始わずか1分で挫かれる。右サイドからカットインしたティンバーのパスをペナルティーエリア手前で受けたエゼが左足でゴール左へと流し込み、アーセナルが3-0とリードを広げた。完全にアーセナルペースの中、反撃の糸口を掴みたいトッテナムは56分、パリーニャが高い位置でスビメンディからボールを奪うと、これを拾ったリシャルリソンがそのままロングシュートを狙う。前に出ていたGKラヤが必死に戻って手を伸ばすが届かず、トッテナムがこの試合最初のシュートで1点を返した。追撃したいトッテナムは66分、オドベールとベンタンクールに代えてコロ・ムアニとサールを投入するが、大きく流れを変えるには至らない。すると迎えた76分、トロサールからの横パスをゴール前で受けたエゼが落ち着いたトラップでウドジェのタックルをやり過ごし、右足でゴール右へと沈めて自身初のハットトリックを達成。アーセナルが4-1と突き放した。意地を見せたいトッテナムだが、前掛かりになった裏のスペースを突いてアーセナルがカウンターで効率よくチャンスを作る展開に。最後まで集中した守備でトッテナムに流れを与えなかったアーセナルが、ノースロンドンダービーに完勝した。■試合結果アーセナル 4-1 トッテナム■得点者アーセナル:トロサール(36分)、エゼ(41分、46分、76分)トッテナム:リシャルリソン(56分)【Gunners】 Arsenal F.C. 【part2549】…