駐韓米国大使代理「西海を見よ」 中国「米国、離間を図るな」(中央日報) 駐韓米国大使代理のケビン・キム氏が20日、韓米外交フォーラムで「最近西海(ソへ、黄海)で起きたこと」が、韓米が韓国の原子力潜水艦〔原潜、核推進潜水艦(核潜)〕の導入に同意した背景だという趣旨の発言をした。中国は「離間を図るな」と即座に反発した。米側が韓国の原潜が対中牽制(けんせい)に使われる可能性があるという見方を相次いで示したことに警戒感を示したものと解釈することができる。 キム氏はこの日、韓米議員連盟と東アジア財団が共同開催したフォーラムの基調演説を通じ、「地域内の挑戦課題が進化していることを認識し、(米韓が)共に協力して対応しなければならない」と述べた。続けて「最近西海で起きていることを見るといい。これが米韓首脳が同盟の現代化と韓国の国防費増額に同意し、原潜のような新たな能力を導入することにした理由」と述べた。 (中略) 在韓中国大使館はこの日、「報道官の質疑応答」形式の立場表明を出し、「驚きと不満を表する」とし「米国側が離間を図ったり争いを持ち込んだりしないことを望む」と明らかにした。キム氏だけでなく「米軍高位官僚」の発言まで特定して反発し、韓国に対する米側の対中牽制への同調要求を遮断しようとしたものとみられる。 (引用ここまで) 中国による黄海へのさまざまな形での進出が、韓国が原潜を欲した理由であり、かつアメリカが原潜取得を了承した理由である ── と、駐韓アメリカ大使代理が述べたとのこと。 実際に中国は黄海に構造物設置やらなんやらやってきていて、それに対して韓国が何度か抗議していています。 まあ……そうですね。「中国による黄海進出の意欲」は韓国による原潜取得意向のわりと大きな部分にはなっているんじゃないかなぁ。 あくまでも個人的な感触ですが30%くらいはそれって感じ。 40%くらいが「大国感を出したい」で、10%が対北朝鮮。残りの20%が日本に優越できるから、ってところでしょうか。 「日本に優越できる」ってのもまあ不思議はないというか。 こうした優越云々ってわりと軍事装備品取得の大きな理由のひとつです。 インドネシアがオーストラリアを意識してるのもそうですし、スウェーデンがグリペンを対ロシアを想定して設計しているのも同様。 中国が黄海に設置しているブイはこちら。 この他にもいろいろと計13個ほど浮いているそうです。 与那国島沖のEEZに設置していたものと似たようなものですね。 あれは5月に撤去したそうですが、また設置に来たりするかな。 で、アメリカ大使代理の発言に対して駐韓中国大使が「驚きと不満」を表明したとのこと。 まあ、中国側の態度としては納得できるというか。 いつもの中国というか。 原潜取得したらこれが日常茶飯事になる。 韓国はこれまでの「バランサー外交(笑)」ではなく、明白にアメリカへの傾倒をすることになるわけです。 そんなことに耐えられるんですかね? ずーっと「これは北朝鮮対抗です!」って言い続けるんですかね。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 どの国とも関係性を築けず「孤立する韓国」 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…