韓国ネットの反応 韓国メディアの報道によると、2025年のノーベル生理学・医学賞は、人間の体が自分自身を攻撃しないように働く“制御性T細胞(Treg)”を発見し、免疫の概念を変えた研究者たちに授与された。その中には、日本・大阪大学の坂口志文教授が含まれており、今回の受賞で日本人としては29人目のノーベル賞受賞者となった。坂口教授は、免疫反応の「ブレーキ役」とされる制御性T細胞の存在を突き止めた人物である。この発見により、これまで原因が不明とされてきた自己免疫疾患(自分の体を攻撃してしまう病気)のメカニズムが解明され、医療の考え方そのものを変える成果となった。スウェーデンのノーベル委員会は、「彼らの研究は免疫の暴走を防ぐ新しい道を開いた」とし、免疫学・がん治療・臓器移植の分野などにおいて、応用可能性の高さを強調した。韓国国内でも、この研究を応用した新たな治療薬の開発が進んでおり、制御性T細胞を活性化させることで、ループスや1型糖尿病、関節リウマチといった病気に対して、副作用の少ない治療法が模索されているという。坂口教授の研究は、「免疫を抑えること=悪いこと」という従来の発想を覆し、「必要な時にブレーキをかける仕組みこそが健康を保つ」という新たな視点を世界にもたらしたと評価されている。この記事へのコメントはこちらからお願いします。…