1: 蚤の市 ★ 9FVb7Vc09 2025-10-01 15:48:26 「自民党支持者の50%が参院選で他党に投票」「支持離れの原因は国民を大切にしていないこと」−。こんな分析結果を京都大学大学院の研究室が公表した。10月4日に控える自民党総裁選を経た今後の党勢について、この研究室は「高市早苗総裁なら回復、小泉進次郎総裁や林芳正総裁なら衰退加速」と見通す。 調査は藤井聡教授の研究室が9月24〜26日、2019年の参院選以降、国政選挙で「一度でも自民党に投票したことがある」とする自民支持経験者2000人を対象にインターネット上で実施した。 調査によると、今年7月の参院選の全国比例の投票先では、新旧の自民支持者の50.2%が自民に投票したが、残る49.8%が国民民主党や参政党などに投票した。自民以下の投票先の内訳は、多い順に国民民主党11.2%▷参政党9.6%▷立憲民主党6.2%▷その他の政党5.3%▷日本保守党5.1%▷日本維新の会4.3%−などだった。 自民「国民大切にせず」意見多く 過去6年間に自民に投票したことがあり、この参院選では自民に投票しなかった915人に、なぜ自民への投票をやめたのか、複数回答可で理由をたずねたところ、「自民党が国民を大切にしないから」が50.0%と最多だった。 以下、「総裁が石破茂氏になったから」34.6%、「党が増税を繰り返すから」33.9%、「『中国ベッタリ』の政党になったから」30.3%などが続いた。このほか10位以内には、「総裁が岸田文雄氏になったから」20.1%なども上がった。 また、調査では、過去6年間に自民に投票し、この参院選で国民.参政.保守のいずれかの政党に投票した518人に、次回の国政選挙で、現在行われている自民総裁選の5人の各候補のうち、だれが総裁なら自民に投票するかを質問した。 高市氏の場合「絶対投票する」28.4%、「多分投票する」40.4%、「多分投票しない」24.1%、「絶対投票しない」7.1%。 小泉氏の場合「絶対投票する」4.1%、「多分投票する」23.3%、「多分投票しない」28.0%、「絶対投票しない」44.5%。 林氏の場合「絶対投票する」3.2%、「多分投票する」17.0%、「多分投票しない」34.7%、「絶対投票しない」45.1%。 小林鷹之氏の場合「絶対投票する」3.9%、「多分投票する」29.4%、「多分投票しない」40.1%、「絶対投票しない」26.6%。 茂木敏充氏の場合「絶対投票する」2.6%、「多分投票する」17.1%、「多分投票しない」42.5%、「絶対投票しない」37.8%。 ここから割り出した各候補の「推計投票率」はそれぞれ、高市氏63%、小泉氏26%、林氏20%、小林氏31%、茂木氏21%だった。 好かれるのは「積極財政」「保守」 これらの分析から、同研究室では「『高市総裁』なら現.自民支持者の支持が継続され、なおかつ自民を離れた旧支持者が再度自民を支持し、党勢が回復する可能性が極めて高い。一方、『小泉総裁』や『林総裁』なら、失われた自民支持が元に戻らず、なおかつ自民離れが促され、自民党の衰退がさらに加速することは必至と考えられる」と結論付けている。 藤井教授は、産経新聞の取材に対し、調査手法について「大学の研究レベルの精度で厳密に実施した。信憑性は高い」と自信を示した。その上で、「支持者らに好かれるのは、高市氏の掲げる積極財政と保守的な政策。一方で不人気なのは、小泉氏が掲げる緊縮財政と非保守的な政策。この傾向は非常に強く、総裁決定後の党勢がどうなるか、予測が覆る可能性は低い」と見通しを述べた。 産経新聞 2025/10/1 09:00…