「日本は15%なのに…」韓国、医薬品100%関税(韓経ビジネス・朝鮮語) ドナルド・トランプ米大統領が発表した輸入医薬品に対する「100%」関税方針から欧州連合(EU)と日本は除外された。 しかし、韓国は交渉未妥結で適用対象に含まれていることが確認された。 26日(現地時間)、ロイター・ブルームバーグによると、交渉を妥結した貿易相手国にも医薬品関税が適用されるのかという質問に対し、ホワイトハウス関係者は「協定の一部として15%の上限を遵守する」と述べた。 すでに15%の関税を約束されたEUと日本は該当しないという話だ。 先月、米・EU共同声明でEU産医薬品関税が15%を超えないように保障すると発表された。 日本も最恵国待遇を確保し、同じ水準の関税だけが適用される。 一方、韓国は7月30日、米国と大枠の貿易協定には合意したが、まだ最終署名と文案確定がなされていない状況だ。 (引用ここまで) けっこうな騒ぎになっている医薬品に対する100%のトランプ関税。 関税交渉が妥結し、かつ大統領令に署名が行われたEU、日本に対しては15%となることが判明しました。 日本は医薬品、半導体に対して最恵国待遇が確約されていたので、EUと同じ15%が適用されると。 最恵国待遇、半導体と薬に適用(日経新聞) 記事によると日本からアメリカへの輸出は4000億円を超えているとのこと。 医薬品については日米欧がほとんどなので、株価等にも大きな反応もなかったって感じです。 これが分かっていたからか、アメリカの医薬品関連株も大きな動きを見せないままでしたね。 医薬品関税については特許をぶっちぎっているインドへの対抗策なんじゃないかなー。 ただ、いつも国内需要だけではなく輸出を考慮して工場を作ったりしている韓国の医薬品関連企業にとってはえらいことになってます。 日本と同じように最恵国待遇を得られるようにとの文言で妥結はしたのですが。 ご存じのように投資額3500億ドルを廻って一悶着している最中です。 いくつかの韓国企業はアメリカでの生産工場建設や工場買収をしているので、関税が免除される可能性があります。 韓国セルトリオン「関税リスクなくした」…米イーライリリーの工場買収(中央日報) そうでない企業は関税率100%になる。つまり、競争力をほぼ喪失するわけです。 イ・ジェミョンへの風あたりは強くなるんじゃないでしょうか。 まあ、25%でも100%でも「アメリカに3500億ドル支払うよりマシ!」らしいですから、受け止めるのがよいのではないでしょうか。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 迷走をはじめた韓国のウェブトゥーン、果たしてどこへと向かうのか……自社IPを捨ててまで得たものとは? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…