【社説】石破首相辞任、次期首相に「極右」選出だけは避けてほしい(ハンギョレ) 日本の石破茂首相が、7月の参院選敗北後の余波に耐えきれず、ついに辞任した。穏健な「歴史認識」を持つ石破首相の突然の辞任は、韓国と日本両国の関係だけでなく、米国のドナルド・トランプ大統領の「暴走」に悩まされている国際社会全体の安定性を揺さぶることになりうる深刻な「悪材料」だ。米国に続き日本でも「極右首相」が選出される場合、韓日および欧州連合(EU)・オーストラリアなどの友好国間での協力の余地が大幅に減り、中国との摩擦の可能性が高まる。自民党は、国際情勢を広く見渡すことのできる合理的かつ責任感のある人物を次期総裁に選出し、周辺国の懸念をやわらげてほしい。 (中略) 現時点で次期首相として取りざたされているのは、高市早苗前経済安全保障担当相(64)や小泉進次郎農林水産相(44)などだ。高市前経済安全保障担当相は、「歴史修正主義者」と批判された安倍晋三元首相よりさらに極右的だと評される人物だ。「謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」という文言がある安倍談話(2015年)に「侵略」という語が含まれていることを理由に、安倍元首相を訪ねて強く抗議したという逸話がある。小泉農水相は、在任中に靖国神社を何度も参拝した父親のように、先月の韓国訪問直後に靖国神社を参拝し、大きな失望感を与えた。日本が再び歴史対立を引き起こすことになると、韓国と日本の協力は難しくなり、中国を刺激して東アジア情勢も不安定になる。日本の国益のためにも、「極右首相」の選出だけは防がなければならない。 (引用ここまで) すげえな、ハンギョレ。 オピニオン記事とかで「識者に新聞としての本音を言わせる」とか「山口二郎を起用して日本への嫌味を言わせる」とかじゃなくて社説。 社説って、その新聞社の総意ですからね? 「我々はこうした意見を持っている。これを世間に問う」ってのが社説。 なので広く公開している。有料記事がほとんどの日経や朝日新聞も社説は全文を無料で公開している。 社説は社是ですからね。 「我々の意見はこうだ」って公開しているわけです。 その社説で「極右首相を選ぶな」とか日本に言いだしている。 そんな社説で堂々の内政干渉。 「マスコミの意見に過ぎない」って意見もあるでしょうが。 これが日本のマスコミから「極左の前科者イ・ジェミョンを大統領にしてはいけない」なんて社説が出たら大騒ぎでしょ。 要するに日本に対しても甘えているんですよ。 「我々は日本に意見をいう資格がある、日本はそれを受け容れる義務がある」くらいの気分なのですね。 中国は怖いから「黄海を西海にしろ!」とはいえないけど、日本は甘えられる相手だから「日本海は東海だ」といえる。 「日本のEEZで漁船を操業させろ。GPSは積ませない。捜査権は韓国海警に寄こせ」とか言えちゃう。 ムン・ジェイン政権のGSOMIA離脱宣言もそれが通用すると思ってたんだろうなぁ。 ま、そんな片務的な日韓関係から脱して久しいわけですが。 いまだに韓国側の意識は変わっていないってことです。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 アメリカの基本防衛戦略を拒絶する韓国……米韓同盟に未来はあるのか? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…