「韓国GMが本当に撤退するんじゃないか」……スト助長・反企業感情に火をつけた黄色い封筒法(毎日経済・朝鮮語) 政府と与党が主導した「黄色い封筒法」(労働組合および労働関係調整法2·3条改正案)が24日、国会本会議を通過した。 労使葛藤激化の憂慮が拡散する中で、韓国GM撤退説まで再点火するなど産業全般に後暴風が激しい。 黄色い封筒法は同日、国会本会議で、在席議員186人のうち賛成183人、反対3人で可決された。 共に民主党議員全員をはじめとする汎与党圏議員たちが賛成票を投じ、「経済悪法」として反対してきた国民の力議員たちは表決直前に退場した。 黄色い封筒法は、閣議を経て公布されれば、6ヵ月の猶予期間を経て施行される。 改正案は「使用者」範囲を元請けまで拡大し下請け労働者に対する責任を強化し、争議行為理由を「勤労条件決定に影響を及ぼす経営上判断」まで拡張する内容を盛り込んだ。 また、ストライキ労働者に対する会社側の損害賠償請求を制限することになる。 経営界は黄色い封筒法本会の通過に一斉に残念という意味を示した。経営界は△労組の無差別経営干渉 △頻繁な労使紛争 △元庁労組と下請労組間の葛藤 △企業の海外移転 △新規採用萎縮 △韓国投資魅力も低下などを問題点と指摘した。 (中略) 特に完成車・部品業界をはじめとする製造現場では、今後ストライキと損害賠償請求をめぐる不確実性が拡大し、サプライチェーン全般に衝撃を与えることができるという指摘だ。実際、現代製鉄、ネイバーなどの下請企業に所属する労組は「本物の社長が出てこい」とし、元請企業に直接交渉を要求するなど、すでに団体行動に乗り出している。韓国GM撤収説もまた頭をもたげている。ヘクター・ビザレアル韓国GM代表は21日、黄色い封筒法に対する雇用労働部との懇談会で「本社で事業場に対する再評価が行われる」とし「(労組法改正に対する)強力な再考を要請する」と述べた。韓国GM労組は部分ストに続き、25日から仁川富平工場組立交差点で徹夜座り込みに突入する。 (引用ここまで) 一時期、「韓国から撤退するぞ、いいのか? 本当に撤退するぞ?」ってやり続けた韓国GM。 実際に効率の悪かった群山工場については閉鎖されています。 なお、その工場があった地区は撤退されたその年に出生率が下がるなど地域経済がぐだぐだになった模様。 まあ、工場撤退ってこうなるんだよなぁ。 いわば工場を中心とした経済の生態系が形成されていて、その中央部分が崩壊すればドミノ倒しのようにすべてが消滅するわけです。 日本では民主党政権下でよく工場撤退が決定されてましたね。 さて、そんな中で韓国では「黄色い封筒法」と呼ばれる労組法改正案が国会で可決されました。 「黄色い封筒法」については何度か扱ってきましたね。 基本、「これまで違法扱いだったデモが合法になる」「ストライキによる損失を労組側に請求できなくなる」「元請け企業が下請企業の労組と労働交渉をしなければならない」といった改正となっています。 まあ、労組側に圧倒的に有利になるもので、かつ3つ目の「元請け企業がすべての下請企業の労組と交渉をしなければならない」ってのがとんでもない負担になるとされていまして。 これを受けて外国企業が撤退するのではないか、とのニュース。 まあ、なんでそこまでして韓国にいる必要があるのかって話ですわな。 特に下請企業の多い自動車企業とかやってらんないでしょうからね。 「いつだって撤退という選択肢は保持している」って企業は少なくない。 外国企業だったらなおのこと。 っていうかまあ、韓国国内の企業でもベトナムとかに逃げかねないわな。 イ・ジェミョンとしても「市民団体」の支持は失っても大したことはないでしょうが、労組の支持を失うわけにはいかないってことで、彼らが推進してきた黄色い封筒法を通さざるをえなかったのでしょう。 なんか大統領室高官が「もし企業の海外脱出などの問題が出たら法律をさらに改正すればいい」とか言っているんですが、1度成立した法律はもう「既得権」になってしまうのでそう簡単には変えられないんだよなぁ、普通は。 「もしそうなったら法を改めればいい」 李在明政権高官、黄色い封筒法巡る懸念を一蹴(朝鮮日報) この改正案が一回通過したってことは、また改正があってもさらに改正される可能性が充分にあるってことですからね。 根本的にコンセンサスが得られている、って状況なのですから。 ムン・ジェイン政権が最低賃金をアホほど上げた時も国外脱出が連続して起きましたが、そこから帰ってきたなんて話はついぞ聞きません。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 米韓首脳会談でイ・ジェミョンは「華麗な外交デビュー」を飾ることができるか? 在韓米軍の扱いは? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…