1: 少考さん ★ 3YJiPiQr9 2025-08-18 20:31:33 袴田巌さん弁護団 約6億円請求へ 国と県に賠償として | NHK 2025年8月18日 19時54分 再審=やり直しの裁判で無罪が確定した袴田巌さんの弁護団が、長期間にわたって死刑の恐怖にさらされた精神的苦痛などへの賠償額として国と県に対しおよそ6億円を請求する方針を決めました。弁護団によりますと、同種の民事裁判では過去最高の請求額とみられるということです。 59年前、今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で、一度、死刑が確定していた袴田巌さん(89)は、去年、静岡地方裁判所の再審で無罪が確定しました。 袴田さんの弁護団は、再審で無罪を言い渡された日付と同じ来月26日に、国と県に損害賠償を求める訴えを起こすことにしていますが、18日の会議で、長期間にわたって死刑の恐怖にさらされた精神的苦痛などへの賠償額としておよそ6億円を請求する方針を決めました。 袴田さんに対しては、ことし3月、47年以上にわたって身柄を拘束されたことへの刑事補償として、2億円余りを交付する決定が出されましたが、弁護団は、長期間拘束された影響で現在も意思疎通が十分にできない状態が続いていることも考慮し、賠償額を算定したということです。 弁護団によりますと、同種の民事裁判では過去最高の請求額とみられるということです。 民事裁判で弁護団長を務める小川秀世弁護士は「死の恐怖に長期間さいなまれ、釈放されてからも現在まで死の恐怖が続いていることから損害額を算定した。証拠のねつ造という犯罪行為があったことも訴えていきたい」と述べました。 また、弁護団は、最高検察庁の畝本直美検事総長が控訴を断念した際に出した談話について、名誉毀損にあたるとして、来月11日に国を提訴する方針を決めました。…