変態途中の海綿動物の幼生。Image credit: Océane Blard、CC BY 脳も神経もない海綿動物の幼生が、周囲の環境変化を読み取り、劇的な姿の変化を成し遂げていることが明らかになった。 オーストラリアのクイーンズランド大学の研究チームは、海の中を自由に泳ぐ海綿動物の幼生が「日没」を合図に変態の準備を始めていることを発見した。 幼生は暗くなるのを感知すると、変態に必要なDNAをいつでも読み取れる状態に事前に整えておく。この周到な事前準備により、定着場所を見つけた際にわずか30分で固着し、そこから体の作り替えを始められるのである。 この研究成果は『eLife』誌(2026年5月11日付)に掲載された。 ... ▼あわせて読みたい ・南極海で30種以上の新種を発見!球体をたくさんつけた肉食の海綿動物の姿も ・海綿をクチバシにつけ、狩りを行うオーストラリアのイルカ ・捕食者を追い払うため、体に致死量の有毒金属を蓄えている海綿動物 ・モフモフが過ぎる!もはや別の生き物に見える新種のカニが発見される ・これまでで最も古い動物の痕跡か?8億9000万年前の海綿構造の化石 この記事のカテゴリ:知る / 水中生物…