
【社説】「韓国ウォンの屈辱」いつまで続くのか…短期対策も速度を出すべき(中央日報) 昨日のソウル外国為替市場で韓国ウォンは1ドル=1483.6ウォンで取引を終えた。4月9日(1484.1ウォン)以来のウォン安ドル高だ。最近、世界通貨のうち特にウォン安が目立つ。過去6カ月間に10%近く値下がりした。主要通貨が属するドルインデックスと比べても大きく落ち、アジア新興国の通貨より下落幅が大きい。為替レートが一国の経済の基礎体力を反映するという点で、アジア最弱体通貨に転落したというのは「韓国ウォンの屈辱」だ。 経済危機でもないのに深刻なウォン安が続くのにはそれなりの理由がある。ビッグテックを前面に出しながら米国は革新を続けるが、韓国の成長率は潜在成長率にも達しない。景気浮揚のための果敢な赤字財政と緩和的な通貨政策による韓米の金利差で資金が流出してウォン安になった。韓米関税交渉による対米投資も負担だ。国民年金と個人の海外株式投資もウォン安要因となっている。韓国銀行(韓銀)が昨日発表した金融安定報告書によると、今年7~10月、個人投資家は国内株式の場合23兆ウォンの売り越し、海外株式は103億ドル(15兆2800億ウォン)の買い越しとなった。ここに個人の海外上場指数ファンド(ETF)投資まで含めると、最近のウォン安には個人投資家が少なからず影響を及ぼしたとみられる。 結局、構造改革と革新で成長率を高め、マクロ経済を健全に管理し、韓国経済の投資魅力度を高めるのが為替レート管理の正攻法だが、ほとんどが中長期政策だ。すぐに取り組める短期政策も必要だ。政府が外国為替規制を緩和し、大企業のドル売りを誘導し、証券会社の過度な海外株式マーケティングを自制させる短期政策を対症療法とひたすら批判するだけではない。 (引用ここまで) 韓国ウォンが安くなりまくってまして。 記事中にもありますが、ここ6ヶ月くらいではアジアの通貨の中では最弱。 日本円すら下回る弱さでした。 そりゃまあ、イ・ジェミョンがウォンを家庭にも市中にもばらまいているので、通貨が希釈されるのは当然というか。 感想としては「ウォン安になるためにやってたんじゃないんだ!?」ところですね。 これがこの1週間のチャートなのですが。 (画像引用元・investing.com) 今日になってから韓国当局が口先介入をしたために30ウォン前後ほど一気に暴騰しました。 為替担当者は大変だ……。FX? FXなんてやってるのは自己責任やろがい。 日本からは韓国ウォンペアでできるところはほぼないけど。 口先介入が効いている分にはいいですけどね。 「あれ、もしかしてこいつら実際に売るためのドルはないのでは……?」って気づかれたら一巻の終わりのような気もしています。 ちなみに政策金利は5月からこっち、据え置きが続いています。 次回会合予定は1月なので年内は2.5%のままで決定。 韓国中銀、政策金利据え置き 緩和終了の可能性示唆(ロイター) 「もしかしたら利上げするかもよ」とは言っていますが。 利上げの余地あるんですかね。まだ不動産市場はまったく動いていない状況。 カイジの「キンッキンに冷えてやがるぜ」よりも冷えてます。 まあ、不動産以外の消費に関してはすこーしだけ動いてきた感はなくはないのですが。 それにしても、あんだけウォンをばらまいておいて「ウォン安はひどい」とか言っている場合じゃないねえよな……。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 中国の戦狼外交に揺るがない高市政権、主権を放棄してしまった韓国……その悲しき実例を見てみよう 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…