韓国「結婚・出産の崖」がより鮮明に…1983年生の43%が結婚、91年生は24%止まり(KOREA WAVE) 1991年生まれの男性の32歳時点での結婚率はわずか24.3%にとどまり、1983年生まれ(43%)の半分近くに減少。結婚・出産の「崖」がより顕著となっている。 (中略) 調査結果によると、同じ年齢でも出生年が新しい世代ほど結婚率が大きく低下している。 男性では、主な結婚年齢とされる32歳時点で、1983年生まれの結婚率が42.8%だったのに対し、1991年生まれでは24.3%と、8年の差で約半減。女性の場合も、31歳時点で1984年生まれの結婚率は28.4%だったが、1989年生まれは19.1%と下落している。 (中略) 2015年の時点で、1983年生まれの男性で首都圏に住む人の未婚率は58.6%と全国最高。1984年生まれの女性でも46.5%で最多となった。 さらに、年収が平均を超える層や自宅を所有している層の方が、3年後の結婚率・出産率が明らかに高かった。 例として、1983年生まれの男性で所得が平均以上の層は3年後の結婚率が40.7%だったのに対し、平均以下では23.0%。また、1985年生まれの男性では自宅所有者の出産率が31.5%に対し、非所有者は15.3%にとどまった。 (引用ここまで) 韓国の結婚、出産事情のお話。 32歳時点で結婚している割合が1983年生まれでは42.8%、1991年生まれで24.3%になったと。 たった8年で半減まではいかないものの、ほぼそれに近い状態になってしまったと。 一応、念を押しておきますが。どちらも「32歳時点の数字」であって83年と91年生まれの現在の結婚率ではないですからね。 かつ、2015年の時点で「83年生まれ(当時32歳)、かつ都市部(ソウル・首都圏)に住んでいる男性の未婚率は58.6%」と。 「所得が平均以上の層」は3年後結婚率が40.7%。「平均以下」では23.0%。 さらに「自宅所有者の出産率が31.5%」「非所有者は15.3%」と。 韓国の風習で「結婚するのなら家(マンション)を、できるのであれば都市部に持っていなければならない」ってものがありまして。 84平米のマンションがスタンダードですね。 それを用意できていないものは結婚する資格がない、くらいの勢いです。 場合によっては都市部に住んでいた両親が子供にマンションを譲って、地方に引っ込むなんてこともあります。 んで、1983年生まれが32歳だった2015年時点でこれくらいの格差があったのですね。 そこから「5年でソウルのマンション価格を2倍に引き上げた」ムン・ジェイン政権を経て、1991年生まれが32歳になった2023年での結婚率が半減したわけです。 楽韓Webでは「少子高齢化は先進国すべてにおいて社会的な課題となっているけれども、韓国でそれが急激に進んでいる理由は経済問題が加わっているから」って話を何度もしています。 それが裏付けられたって感じじゃないですかね。 貧富の差がきつくなりすぎている。 成功者は結婚して子供を持って、フィリピンからのメイドを雇って(できたら最低賃金以下で)、家事をやってもらい。 そうでない多くの者は……。 まあ……うん。そういうことです。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 中国の戦狼外交に揺るがない高市政権、主権を放棄してしまった韓国……その悲しき実例を見てみよう 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…