編集元: 友達をやめるとき134103: 2019/07/03(水) 15:06:31.05 ID:jJAUHXVmK 小学生の時、クラスに転校生が来て、好きなもの(漫画とかアニメとか)が一緒で友達になった。彼女は何というか、しゃべれない子だった。言いたい事はあるんだけど、それがうまく言えないみたいで、こちらを一生懸命見つめるのみって感じ。まあ大体状況で言いたい事はわかるし、交換日記では超饒舌だったからそういうもんかと思ってた。次第に彼女が何か言いたいのを私が察して、周りに伝える流れが出来て、グループ行動でも休み時間もクラブも放課後も、常に一緒になった。泳げない彼女の為に顔を水につける所から教えたり、他の人との遊びに誘ったり、朝起きられない彼女の為に家まで迎えに行くのも私だった。彼女がいじめにあった際も、かばって他のグループと引きあわせたりした。趣味が同じ子とも会わせてみた。アイコンタクトと相槌から、ぽつぽつと会話が成立するようになっていった。彼女の家族には「あの子にやっと友達が出来た!」と喜ばれた。そんなこんなで彼女が来てから半年ほどたった時、私の転校が決まった。(もともと行きたかった学校に空きが出来て中途で入学できる事になった)それを知った時、彼女は泣いた。声もなく延々と泣き続けた。交換日記には「私ちゃんがいなくなるのはつらい」「これからどうしたらいいかわからない」「転校しないでほしい」など、そんな言葉が並んでいた。家は同じ町内だった(転校先は市内の学校)から、転校しても交換日記は続けることにして、私は女子グループの子たちに彼女を託し、転校していった。…