国情資院火災の余波続く…抜け穴の狙い「サイバー攻撃」の懸念(アイニュース24・朝鮮語) 8日、行政安全部によると、先月26日の大田国情資院本願電算室火災以後、被害システムが順次復旧されているが、完全復旧までは少なくとも2週間以上の時間がかかると予想される。 連休期間にも復旧作業が続いているが、1ヵ月以上の行政システムの空白は避けられなくなった。 政府はシステム復旧とは異なり核心保安装備は事故以後、大部分が再稼動、復旧を完了し「保安空白」憂慮はないという立場だ。 ただ、セキュリティ業界では、システム復旧の過程で制限されたサーバーにトラフィックが集中したり、セキュリティ設備を再配置する過程で新しいセキュリティ脆弱性が発生する可能性があり、完全復旧まで緊張を緩めることができない状況だと説明した。 国家情報院(国情院)も事故後の先月29日、国家サイバー危機警報段階を「関心(1段階)」から「注意(2段階)」に引き上げ、各機関にハッキングなどサイバー攻撃に対する注意を呼びかけた。 東国大国際情報保護大学院のファン・ソクジン教授は「火災事故がハッキング増加に直接的な影響を与えるとは見難いが、連休と長い復旧期間で弱点が増えたのは事実」とし「政府と企業などは当分保安人材の空白を最小化し万一の状況に備えなければならない」と指摘した。 直接的なハッキング攻撃の他にも政府·機関などを詐称したスミッシング・フィッシング詐欺など一般人を相手にした2次被害が増加する恐れがある。 詐称電話や携帯メールを受け取っても政府・機関ホームページが復旧中であり、これを確認する方法が制限されるためだ。 科学技術情報通信部と韓国インターネット振興院(KISA)によると、この3年間、スミッシング申告件数約389万件のうち半分以上(53.4%)が機関詐称と確認され、さらに注意が必要だ。 (引用ここまで) 先月26日に起きた国家情報資源院のサーバ火災から今日で13日目。 行政サービスの回復度は25%ほど。 この火災による損失がどれくらいになるかまだ分かりませんが、韓国ではこれをネタにした詐欺が起きつつあるとのこと。 「行政サービスの回復のために、あなたの個人情報が必要です」みたいなメールやSMSが行き交っているそうですよ。 さすがの詐欺大国ですね。 その一方で今回の火災……というか、韓国政府のサーバセキュリティ(物理)のひどさが日本でも報じられるようになっています。 韓国、政府のオンラインストレージが火災で焼失 8年分の業務資料858TBが消滅か バックアップなく「気が遠くなる」 現地報道(ITmedia) もう笑っちゃうしかないんですよね。 システム担当者は記事を見ただけでも胃を痛くするかもしれませんが。 国家公務員に作業のためのストレージ、Gドライブを30GB与える。 セキュリティのためにローカルには保存するな、この作業用ドライブだけを使えと推奨してきたと。 で、そこまで速度が必要となるものではないので、大容量低速度のストレージを使っていた。 Gドライブは総計800TB超に達し、さらに低速度だったのでミラーリングが難しい。 「これどうするの?」っていつまで経ってもぐだぐだとやっているうちに焼失、と。 とても韓国らしいお話ではないでしょうかね。 笑っちゃうのはこんな体たらくで彼ら、「我々はデジタル政府のトップランナーだ」とか言ってたんですよ。本気で。 「ファクシミリをいまだに使っている日本とは違うんだ」くらいの勢いで。 こんな「デジタル政府」だったらゼロのほうがマシじゃない? note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 じわりと反米感情を顕わにするイ・ジェミョン。その「自主国防」という言葉が意味するものとは? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…