「日本は浮かれている」···今年のノーベル賞2冠王に続いて平和賞まで?(ヘラルド経済・朝鮮語) 今年、ノーベル平和賞有力受賞候補として取り上げられている国際司法裁判所(ICJ)と国際刑事裁判所(ICC)の首長がいずれも日本人であることが分かり、ノーベル平和賞のニュースに対する日本国内の期待が高まっている。 今年、ノーベル化学賞とノーベル生理学·医学賞ですでに2人も受賞者を輩出し、現地メディアの浮き立った雰囲気が感知される。 10日午後、ノルウェーのノーベル賞委員会は、2025年のノーベル平和賞受賞者を発表する予定だ。 同日付の日本経済新聞は、「最近は世界各地で紛争と戦争が勃発し、紛争解決と人道的支援を推進する国際機関がノーベル平和賞の有力候補として取り上げられている」と報道した。 それと共に「平和賞受賞予測で定評があるオスロ国際平和研究所(PRIO)は国家間紛争を扱うICJと個人の戦争犯罪を扱うICCなどを有力候補に挙げた」として「両国際機関の首長は共に日本人」と説明した。 (中略) ICJは国連傘下の唯一の司法機関であり常設国際裁判所であり、国家間紛争を中立的に解決する役割をする。 (中略) ICJ裁判官は国連総会および安全保障理事会(安保理)によって選出されたそれぞれ異なる国籍の15人で構成されるが、ICJ所長はその中でも国際法専門家として登れる最高の地位として知られている。 所長を含むICJ裁判官は、自国を代表することはできない。 ただ、ICJ所長は判決で裁判官の意見が同率の場合、最終決定権を付与されるうえに、岩沢所長の選出で日本がアジアで最も多いICJ所長を輩出した国家になり、国際法分野での日本の地位を証明したという分析が出ている。 一方、韓国は1945年のICJ創設以来80年間、裁判官を一人も輩出できずにいる。 (引用ここまで・太字引用者) ノーベル平和賞が発表される当日、発表時間よりも前に出た記事なのですが。 「日本は今年、生理学・医学賞と化学賞のノーベル賞2冠王となった。さらに平和賞受賞の噂もある」「日本人は浮かれている」とのニュース。 心理学でいうところの「投影」ってヤツですねー。 自分たちならそうするから、相手もそうするであろうっていう。 「我々であれば2つのノーベル賞を同じ年に受賞して、さらに平和賞についても受賞の噂が出たら浮かれること間違いない」 「だから日本人も浮かれているのだ」 ──ってところですかね? ま、実際に去年のハン・ガン氏のノーベル文学賞受賞の後の浮かれようったらなかったですからね。 「日本は口惜しがっている!!!!」ってニュースがいくつか出るほどでした。 ……そんなこと言われてもなぁ。 確かに日本でも2000年代前半くらいまでは、ノーベル賞を受賞したってなったら国を挙げての大騒ぎだったかな。 島津製作所の田中さんが受賞した時とか、「サラリーマンの勝利だ!」みたいな記事も出てましたしね。 ただまあ……だいたい自然科学部門で二桁に届いたくらいから「お、今年もか」ってなったイメージです。 日本人に「これまで日本人が受賞した自然科学部門のノーベル賞いくつでしょうか?」って100人に聞いても、正確に答えられる人ってほとんどいないんじゃないですかね。 それなりに詳しくても「20個は超えていると思う。あと外国籍の人もいるけど……その扱いってどうなるの?」ってところかな。 普通の人なら「もうだいぶいっぱい取ってますよね?」くらいでしょうか。 もちろん、日本人がノーベル賞を受賞すること自体は喜ばしいことですし、大変な偉業だとは思いますよ。 ただ、正直言っちゃえば「日常の一部」なんですよね。 浮かれるまでもないっていうか。 ある意味、ハン・ガン氏のノーベル文学賞であそこまで浮かれることができる韓国人がうらやましいっていうべきか。 「おお、そこまで浮かれるのか。すげえな」って思いますもん。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 韓国人労働者300人がアメリカで「不法就労者」として検挙された! いったい、なにが行われていたのか? 解説しましょう 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…