『極右』タカイチ登場……せっかく緩んでいた韓日関係、また霧の中へ(東亞日報・朝鮮語) 日本の次期首相を事実上決定する日本自由民主党(自民党)の新総裁投票の結果、高市早苗元経済安保担当相が当選し、日本の史上初の女性首相が出る見通しだ。 高市元大臣は「女安倍」と呼ばれる日本国内の極右性向の政治家だ。 A級戦犯が合祀された靖国神社も参拝してきた。 このため、韓日関係に及ぼす影響も憂慮される。 李在明(イ·ジェミョン)大統領と石破茂首相は、東京と釜山で韓日首脳会談を開くなど、シャトル外交の復元を宣言したが、「高市首相」政府が発足すれば、日本の慰安婦および強制動員問題、独島問題などをめぐり、両国の雪解けムードが冷たくなるという観測も出ている。 (中略) 1961年生まれの高市元大臣は、安倍晋三元首相と国会入りの同期で「女性安倍」と呼ばれるほど極右性向を見せた日本の代表的な保守政治家だ。 特に、太平洋戦争A級戦犯が眠る「靖国神社」参拝を続けるなど、極右的な政治活動を繰り広げてきた。 日本が毎年推進する「竹島」行事の日に出席する日本官僚を長官級に上げなければならないという発言もした。 総裁の有力候補に上がった後は、靖国神社参拝については「適切に判断する」とし、多少「穏健保守」性向を強調した。 (中略) 日本の衆議院を握っている自民党総裁が首相候補に上がるため、自民党総裁選挙は事実上、日本の首相選挙と認識される。 自民党が昨年、国喜議員の議席数の過半数(50議席)に及ばない47議席の確保にとどまったが、自民党は依然として1党であり、野党間の結集が難しい状況だ。 (引用ここまで) 韓国メディアが自民党総裁選で勝利した高市早苗総裁についての言及をいろいろ行っています。 それらのおおよそのまとめた感じがピックアップした東亞日報の記事ですかね。 「極右女性政治家であり、日韓関係を悪化させる要因となるだろう」といったところ。 個人的にはよほどのことがないかぎり、日韓関係は変わらないかなと考えます。 っていうか、そもそも「日韓関係はよくなってきた」としていますが……いや、言うほどかって感触なんですよね。 別に経済協力が進んだってこともありませんし、人的交流があるわけでもない。 安保対策についてはなにか具体的な協力体制が取られたわけでもない。 日本にしても韓国にしてもメディアは「日韓関係は好転してきた」って言うんですが。 ……なにが? 日韓漁業協定が再交渉に至っているわけでもなく、日韓通貨スワップ協定が増額されるわけでもなく。 目に見える成果……ああ、ワーキングホリデーが2回まで認められて2年いられるって話はありましたっけ。 レイムダックになった石破総理が韓国を訪れたところでなにが決まったって話でもない。 このレベルでいいならおそらく高市政権下でも大した変化はないでしょう。 雰囲気として「好転してきた」ってされていますが、実質的な変化はなにもないんですよ。 「首脳会談ができるようになった」って変化ならムン・ジェインが退任してからこっち変わらない。 つかず離れずの「ただの隣国関係」は継続するんじゃないですか? まあ、高市早苗とイ・ジェミョンの相性は悪そうだ、とは言えますけどね。 どっちも口から先に生まれてきた類いですから。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 じわりと反米感情を顕わにするイ・ジェミョン。その「自主国防」という言葉が意味するものとは? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…