853 :プリンはのみものです。嫁は「冷房=害悪」という思考の持ち主で、とにかくエアコンをつけたがらない。マンションの部屋が南西向きで、今の季節は部屋が地獄のように暑くなるんだけど、それでも「電気代がかかるから」と言って、冷房をつけようもんなら烈火のごとくキレる。別段生活がカツカツってわけでもないんだけど、とにかく冷房にかかる電気代を嫌がる。嫁が暑さに我慢できなくなった場合のみエアコンをつけて、10分ほど経ったら消す。その繰り返し。「頻繁に電源を入り切りするほうが電気代がかかる」と言ってもきかない。一台しかない扇風機は嫁が占有。もう一台買おうと言っても一台で十分だと却下。仕方がないので残業を増やしたり、夜ジョギングにかこつけて近所のコンビニやブックオフで立ち読みしたりして、不快指数が高い家にいる時間を少しでも減らすようにした。で、ある日の週末。湿度も気温もやたら高い日だったけど、嫁が「仕事が休みなら掃除でもして」と言うので、部屋に掃除機をかけることに。冷房をつけられないのでテーブルどかして掃除機を持ってきた時点で汗だく。終わったら風呂入って、涼しいブックオフでも行くかーとか考えながら掃除機かけてたら急に貧血みたいな感じでめまいがして、目の前が真っ暗になった。立ってるのが辛くなってきたので部屋の隅に座り込んだら、今度はだんだんと意識がもうろうとしてきた。夢うつつに嫁が「ちょっとどうしたの!!」とヒステリックに叫んでるのが聞こえた。続きます…