1 2025/08/25(月) 07:16:03.30 デイリー新潮8/25 (前略) 少子高齢化と人口減少は、予想を超える速度で進んでいる。仮に日本の総人口が十数年後に1億人を割り込み、しかも高齢化率が高くて、社会の担い手の割合が小さくなったとき、高速道路にせよ、新幹線にせよ、リニア中央新幹線にせよ、必要とされるのだろうか。人口減社会を想定せずに整備してきたそれらを、維持できるのだろうか。 人口が減り、それ以上に社会の担い手が減る以上、現在にくらべて利用者が減少するのは避けられない。すでに整備されている道路や鉄道の利用者が減るなかで、さらに建設し続ければどうなるか。増え続ける空き家は放置して、新築マンションを建て続けるのと同じ結果が待っているはずである。 しかも、社会の担い手がピーク時の4分の1しかいないような社会で、膨大な道路網や鉄道網の維持管理費を、いったいだれに負担させるつもりなのだろうか。 (略) すでに建設されているインフラは、維持するにしても、取り壊すにしても、膨大な費用を要する。人口急減社会、すなわち税収減社会において、それを背負っていくのは大変な困難をともなう。だから一刻も早く、社会をコンパクトにする方向に舵を切るしかない。もう新しいものは作らず、既存のものを使い、不要なものは整理する。 それこそが、人口が1億人を割る「大災害」への最大の備えになるはずである。 ※全文は出典先で…