8・15特別赦免リストに曺国夫妻・崔康旭元議員ら 12日の閣議で最終確定(朝鮮日報) 祖国革新党前代表の曺国(チョ・グク)受刑者が7日、法務部(省に相当)赦免審査委員会の審査を通過した。赦免審査委で決まった赦免・復権案を鄭成湖(チョン・ソンホ)法務長官が李在明(イ・ジェミョン)大統領に提出すれば、12日の国務会議(閣議)議決を経て、最終確定する見通しだ。今回の特別赦免は、李在明政権が発足してから初めての赦免となる。 法務部は同日、政府果川庁舎で赦免審査委を開き、光復節(8月15日、日本による植民地支配からの解放記念日)特別赦免・復権対象者を選定した。これに曺国受刑者も含まれていることが分かったものだ。子の入試不正などで起訴された曺国受刑者は昨年12月に大法院(最高裁判所)で懲役2年の刑が確定して現在、服役中だ。曺国受刑者が刑期全体の約32%しか経過していない状況で赦免対象に含まれたということで、法曹界からは「異例だ」という声が上がっている。法曹界関係者は「『尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が検察総長(検事総長)だった時代に主導した捜査の犠牲になった』という一部の世論を考慮したようだ」と話す。曺国受刑者が関与した事件で実刑判決を受け、現在は仮釈放されている妻の鄭慶心(チョン・ギョンシム)元東洋大学教授、曺国受刑者の息子に関する虚偽のインターン確認書を発行したとして有罪が確定した崔康旭(チェ・ガンウク)元議員も赦免・復権対象になった。 (引用ここまで) タマネギ男ことチョ・グク、祖国革新党前代表への特赦が本決まり。 15日の光復節で釈放され、復権します。 つまり、公民権の停止もなくなります。 これは左派から延々と要求されていたことです。 先月にも祖国革新党所属議員から要望が出ていました。 さらにムン・ジェイン元大統領からも要望が出ていたそうですわ。 「曺国を特別赦免の対象者に」 文在寅元大統領が李在明大統領に要請(朝鮮日報) というか有罪判決確定時からいわれていましたね。 楽韓Webでは本来の大統領選挙(2027年)でイ・ジェミョンが当選したら、特赦で公民権の停止はなくなるだろうとの話もしていました。 ユン・ソンニョルの暴走で大統領選が大きく前倒しになった結果、いろいろとスケジュールが変更になっただけってところです。 当初は2027年に特赦で公民権復帰→2028年の総選挙に出馬→国会議員に復帰→2032年に大統領選挙出馬、って感じかなと思っていたのですが。 早くも特赦されたので来年半ばに予定されている統一地方選挙でソウル市長になることも考えられます。 2026年の統一地方選挙でソウル市長→2030年の大統領選挙に出馬ってルートかなぁ。 政治家として実務経験に欠けているといった批判もあるでしょうから、ソウル市長を狙うのはありそうなルートだと感じます。 チョ・グクは2030年に65歳。 ムン・ジェインが大統領になった時とほとんど同じ頃。 ……あるなぁ。 あ、それと元正義連理事長のユン・ミヒャンも特赦されて有罪判決がなかったことになるそうです。 「入試不正」曺国氏に続いて「慰安婦横領」尹美香氏も特赦の対象に(中央日報) イ・ジェミョンは非主流派でしたが、こうして様々な方面に恩を売ることで「ウリ(我々の意。ここでは仲間意識といった意味)」を増やそうとしているのでしょうね。 ムン・ジェイン、チョ・グク、ユン・ミヒャン、どれも左派の大物です。 イ・ジェミョンには「後継者」もこれといっていませんし。 次期大統領を「ウリ」とすることで、大統領退任後の裁判や訴追について便宜を図ってもらおうとする計画なのではないかな、と感じます。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 「スマホ向き」「分業体制」「フルカラー」……で、そのウェブトゥーンは面白いですか? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…