イ政権の光復節特別赦免、チョ・グク夫婦とユン・ミヒャン夫婦が特別赦免(朝鮮BIZ・朝鮮語) チョ・グク前祖国革新党代表と妻のチョン・ギョンシム氏、ユン・ミヒャン前議員が特別赦免を受ける。 チョ前代表の子供の入試不正に加担したチェ・ガンウク前議員も特別赦免対象に含まれた。 政府は11日、このような内容の「80周年光復節特別赦免」を発表した。 今回の特別赦免はイ・ジェミョン政府の初赦免で、15日付で実施される。 チョ・グク前代表は残刑執行免除および復権措置を受けることになる。 彼の妻チョン・ギョンシム氏は刑宣告実効および復権対象になった。 (中略) 今回の特別赦免には、ムン・ジェイン政権出身者が多数含まれた。 チョ・グク前代表の青瓦台監察もみ消しに加担した疑惑で懲役10ヶ月を確定されたペク・ウォンウ前大統領室民政秘書官は残刑執行免除および復権対象になった。 「環境部ブラックリスト」事件で有罪が確定したキム・ウンギョン前環境部長官、シン・ミスク前大統領室均衡人事秘書官は復権対象になった。 また「タクシー運転手暴行」事件で懲役6ヶ月に執行猶予2年を確定されたイ・ヨング前法務部次官も刑宣告実効および復権対象になった。 ムン・ジェイン政権下で大統領秘書室、国政状況室長を務めた尹建永(ユン・ゴンヨン)民主党議員も復権された。 ユン議員は国会議員室に虚偽インターンを登録し、給与を受け取るようにした疑い(詐欺)で、今年6月に罰金500万ウォンを言い渡された。 (引用ここまで) イ・ジェミョンによるチョ・グク、ユン・ミヒャンへの特赦が本決まり。 15日0時をもってチョ・グクは釈放されます。 前回もちらと話しましたが、これらは明白にひとつの方向性を示しています。 つまり、大統領退任後を見据えての行動です。 現在、イ・ジェミョンはさまざまな罪で訴追されています。 5つの裁判、8つの事件、14の罪で裁判が進行していました。 1.テジャンドン開発不正 / 背任・利害衝突防止法違反 2.ウィレ新都市開発不正 / 旧腐敗防止法違反 3.ペクキョンドン開発不正 / 背任 4.城南FC違法後援金 / 第三者供賄・犯罪収益隠匿 5.偽証教唆 / (2020年の公職選挙法違反裁判での)偽証教唆 6.公職選挙法違反 / 虚偽事実公表(2020年のものとは別) 7.北朝鮮違法送金 / 第三者供賄・外為取引法違反・南北交流協力法違反 8.法人用クレカ私的流用 / 業務上背任 1〜4はまとめて審理されており、5〜8は別個に裁判中。 このうち、公職選挙法違反については「虚偽事実の公表を罪にしない」との立法が進んでおり、裁判自体が消滅する予定です。 ですが、それ以外でも有罪は濃厚です。 イ・ジェミョンはもともと今回の大統領選挙については「大統領になる」というよりも、これらの裁判を停止するために大統領にならざるを得なかった部分があります。 大統領にさえなってしまえば「大統領は内乱・外観誘致以外の罪では訴追されない」憲法規定に守られるわけですね。 しかし、退任後は異なります。 これらの裁判が再稼働して、いくつかで有罪判決を受けることになるでしょう。 特に北朝鮮送金疑惑がかなりきつい。おそらく実刑判決となると考えています。 そのための保険が今回の特赦なのです。 チョ・グクもユン・ミヒャンもムン・ジェイン派。 それ以外にも多数のムン派が特赦されています。 非主流派であったイ・ジェミョンは次期大統領に推せるような人物がこれといっていません。 ですが、知名度のあるチョ・グクや、ムン・ジェインがごり押しで国会議員にまでしたユン・ミヒャンに今回の特赦で大いに恩を売ったのですね。 ムン派の誰かが大統領になった際に、自分の裁判や収監時に便宜を図ってくれるだろうことを期待しているわけですよ。 特にチョ・グクを短期で釈放したことは「大きな恩」となるでしょうね。ムン・ジェインからも依頼がありましたし。 まあ、個人的には「未開だなぁ」としか思いませんが。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 「スマホ向き」「分業体制」「フルカラー」……で、そのウェブトゥーンは面白いですか? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…